4日間で2度もあった“水没ピッチ” 大雨サッカー場の状態変化に海外困惑の声
米国で開催された海外サッカーのCONCACAF女子ゴールドカップで、6日(日本時間7日)準決勝、米国―カナダ戦はピッチに大きな水たまりができ、パスもドリブルもほとんどできない状況で各方面に波紋を呼んだが、9日(日本時間10日)には、MLSでもピッチが“水没”する事態が発生した。米記者は、試合直前からのピッチ状態の変化を時系列で紹介。画像などを公開すると、ファンから「誰のせいなんだ」「どんなピッチでも対処できなかった」など、さまざまな声が寄せられている。
北中米女子ゴールドカップ
米国で開催された海外サッカーのCONCACAF女子ゴールドカップで、6日(日本時間7日)準決勝、米国―カナダ戦はピッチに大きな水たまりができ、パスもドリブルもほとんどできない状況で各方面に波紋を呼んだが、9日(日本時間10日)には、MLSでもピッチが“水没”する事態が発生した。米記者は、試合直前からのピッチ状態の変化を時系列で紹介。画像などを公開すると、ファンから「誰のせいなんだ」「どんなピッチでも対処できなかった」など、さまざまな声が寄せられている。
フィラデルフィアのスバル・パークで行われたユニオン―サウンダーズの一戦。米ペンシルベニア州地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」でチーフ特派員を務めるジョナサン・タンネンヴァルト氏は自身のX(旧ツイッター)に「振り返る時間があったから、今夜のスバル・パークのフィールドが変化していくタイムラプスを作ってみた」とつづって、試合前に撮影された動画と画像を公開した。
「1. 6:54 p.m. 試合前のウォーミングアップ」と題した動画では、既に雨が降り始めている中で、練習が行われている。「2. 7:23 p.m. ウォーミングアップ終了直後」の画像はピッチがうっすら光り始め「3. 7:40 p.m. プレー中」の画像ではセンターサークルを中心に水たまりが目立つ状況。最後は「4. 8:04 p.m. 遅延中」とあるように試合が一時中断したことを示している。ピッチはそれぞれのゴール前を除き、芝が“水没”してしまっているのを見ても、短時間で大雨が降ったことがわかる。
これには米ファンから「誰のせいなんだ。フィールドの設計に欠陥があるのか?」「スバル・パークでの雨の試合に何度も行ったことがある。でもこんなサッカー場見たことない!」と厳しい指摘が。「1つ目は全体的にプレーできるフィールド。2つ目はびしょ濡れだけど、まあ大丈夫。国歌が始まってから終わるまでで悪化した」「雨でフィールドのコンディションが悪かったため、試合は中断された」といった声が上がった一方で「どうやら急速に吹き荒れて、キックオフ間際に悪化したようだ。どんなピッチでもこの水には対処できなかったと思う」と擁護する向きも見られている。
悪天候により、試合はこのまま延期となった。4日前に国内で行われたCONCACAF女子ゴールドカップ準決勝では、接触プレーの際には激しい水しぶきが上がるなど、サッカーをするには程遠いコンディションながら、試合は決行。米国がPK戦を制したが、同国の元代表レジェンドのジュリー・ファウディー氏が自身のXで「なぜCONCACAFはこの試合を中止しないのか。明日プレーすればいい。誰かが怪我してしまう」と疑問を呈するなど、批判が集まっていた。