ベルギー選手が6パットの大惨事

　米男子ゴルフのコグニザント・クラシックは1日（日本時間2日）、フロリダ州パームビーチガーデンズのPGAナショナル（7147ヤード、パー71）で第2日が行われた。6番パー4ではトーマス・デトリー（ベルギー）がまさかの6パット。6フィート（約1.83メートル）から4パットを要した。米メディアは動画付きで「プロなら決められそうな距離だ」と報じている。

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　やや投げやりになってしまったのだろうか。6番パー4。デトリーは第3打のファーストパットをピンに寄せた。続けて2メートル弱のパーパットを慎重に放ったが、左に逸れて約70センチオーバー。返しのパットが蹴られ、わずか20センチほどからタップしても蹴られて4パットだ。さらに1メートル弱から慎重に打ち直したが、またもカップに嫌われた。結局6パットでクワドラプルボギーの大惨事となった。

　米専門局「ゴルフ・チャンネル」の番組「ゴルフ・セントラル」のXが動画を公開した。米ヤフースポーツも動画付きで「トーマス・デトリーはコグニザント・クラシックで6パットの惨敗を喫し、最下位に終わった」と紹介。「カップに入れるまで6パットが必要だった。そのうち4パットは6フィート以内に起こり、プロゴルファーなら決められそうな距離である」と指摘している。

　さらに「デトリーは見かけほどパットは悪くないが、フラストレーションが上回り、最終的にフロリダ州パームビーチ・ガーデンズで注目すべきシーンとなった。これは、世界中の平均的なゴルファーなら何の問題にもならない真の惨敗だった」とアマチュアゴルファーの“あるある”と冗談交じりに伝えた。

　128位で出たデトリーは2バーディー、5ボギー、1ダブルボギー、1クワドラプルボギーの80で回り、通算11オーバーで最下位の143位に転落。日没順延で全選手が競技を終えられなかったが、デトリーは散々な一日となったようだ。