大谷翔平を野球好きがこぞって撮る真面目な理由 米解説者が力説「彼は素晴らしい見本なんだ」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の一挙手一投足から現地のファンも目が離せない。オープン戦で打席に立つと、バックネット裏の観客は一斉にカメラを向けた。米実況が「これを見てください」と注目したシーン。メジャー通算1619安打の解説者も「それには数多くの理由がある」「彼は素晴らしい見本なんだ」と、大谷がなぜ注視すべき存在なのかを力説した。
バックネット裏の観客に注目
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の一挙手一投足から現地のファンも目が離せない。オープン戦で打席に立つと、バックネット裏の観客は一斉にカメラを向けた。米実況が「これを見てください」と注目したシーン。メジャー通算1619安打の解説者も「それには数多くの理由がある」「彼は素晴らしい見本なんだ」と、大谷がなぜ注視すべき存在なのかを力説した。
無数のカメラがMVPを追いかけた。1日(日本時間2日)に米アリゾナ州グレンデールで行われたガーディアンズとのオープン戦初回。「2番・指名打者」で先発した大谷が、第1打席に立った時だった。バックネット裏に陣取った観客が一斉にスマホを取り出し、大谷にカメラを向ける様子が中継に映し出された。
試合を中継したカリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況ティム・ネバレット氏も思わず笑い、「これを見てください。みんながカメラを出している」と指摘。すると、解説のリック・マンデー氏は「それには数多くの理由があります。なぜなら、彼は素晴らしい見本だからです」と切り出し、注目すべきポイントを列挙した。
メジャー通算1619安打、241本塁打の実績を持つマンデー氏は「コントロール。バランス。それに伴うパワーがあります」と称賛。「前側の足を見てください。ストライドは非常に小さい。どちらかと言うとピボットで重心移動しているのに近いです」と打撃フォームを解説した。
大谷は打撃練習でも「ワールドシリーズの第7戦のよう」に緊張感を持って取り組んでいたと言及。移籍後初出場となった2月27日(同28日)のホワイトソックス戦で放った本塁打については「途方もないバックスピン」がかかっていたと驚きを持って振り返った。単にスーパースターを収めたいだけでなく、野球ファンにとって“真面目な”理由があると指摘している。
新天地2戦目のこの日は3打席で1安打1打点2四球。ここまで4打数2安打、1本塁打3打点で打率.500、OPS1.917と好調なスタートを切った。
(THE ANSWER編集部)