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東京マラソンに男女世界的ランナー参戦 キプチョゲ「素晴らしいレースを確信」ハッサン「大会記録を狙う」

ハッサンも会見「日本の皆さんに喜んでほしい」

 ハッサンは昨年4月のロンドンでマラソン初挑戦。2度立ち止まりながら2時間18分33秒で優勝を飾った。再びトラックに主戦場を移し、8月のブダペスト世界陸上に出場。1万メートルは優勝争いしながらフィニッシュ直前の転倒で11位だったが、5000メートルは銀、1500メートルは銅メダルを獲得した。

 さらにわずか6週間で迎えた10月のシカゴマラソンで世界歴代2位の2時間13分44秒で優勝。31歳の世界的ランナーが東京に参戦する。「参加できて嬉しい。非常にいい準備ができています。コースレコードを狙っています。できる限り頑張ります。素晴らしい選手が参加しているので、厳しいレースになると思います」と笑顔を見せながら語った。

「東京は私の心に特別な位置づけです。21年東京五輪も3つの種目に出てプレッシャーがあったけど、金メダル2つ、銅メダルを獲ることができた。それからマラソンを2回走って、次の大きな大会として東京を選びました。東京は私の動機付けになります。日本の皆さんに喜んでほしい。日本人は一生懸命働くことを学ばせていただきました。マラソンは一体感が大事だと思います」

 パリ五輪の出場種目は「私も自問しているところでまだ決めていないです。まずはトラックで1500~1万メートルをやってどこで力を発揮できるか考えたい。800メートルもやるかもしれません。候補選手はいるので時間をかけて決めたい」と明言せず。五輪への想いを語ると、女王の矜持を漂わせた。

「毎回、五輪は感動します。東京五輪は開会式には出ていないけど、閉会式には出た。パリまで頑張ろうと思っています。東京の閉会式が素晴らしかったのでモチベーションが上がった。言語に関係なく世界中の人が集まり、私もそこに参加したいという想いがあります。それがモチベーションになる。国によっては速くなくても参加できる。全ての種目においてスポーツは何かを物語るもの。それが重要です。そこに参加できることがありがたい」

 昨年9月のベルリンでは、ティギスト・アセファ(エチオピア)が従来を2分以上更新する2時間11分53秒の世界新記録を樹立。女子のレベルも上がっている。

(THE ANSWER編集部)


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