東京マラソンに男女世界的ランナー参戦 キプチョゲ「素晴らしいレースを確信」ハッサン「大会記録を狙う」
3日の東京マラソンに向けた会見が1日、都内で行われ、一部選手が出席した。男女とも国内外のトップランナーが参戦。男子の前世界記録保持者エリウド・キプチョゲ(ケニア)、東京五輪5000&1万メートル2冠など数々の五輪、世界陸上のメダルを獲得してきたトラックの女王シファン・ハッサン(オランダ)が意気込みを語った。
東京マラソンが3日号砲
3日の東京マラソンに向けた会見が1日、都内で行われ、一部選手が出席した。男女とも国内外のトップランナーが参戦。男子の前世界記録保持者エリウド・キプチョゲ(ケニア)、東京五輪5000&1万メートル2冠など数々の五輪、世界陸上のメダルを獲得してきたトラックの女王シファン・ハッサン(オランダ)が意気込みを語った。
キプチョゲは2021年大会を2時間2分40秒の大会記録で優勝。22年ベルリンで2時間1分9秒の当時の世界記録を樹立した。会見では「調整は上手くいっています。コンディションもいいです。トレーニングも順調です。次のレースも上手くいくと思うし、素晴らしいレースになると確信しています」と落ち着いた様子。五輪イヤー初戦に気持ちを高ぶらせた。
「パリ五輪に向けてタイムは非常に重要だ。前回東京マラソンはフィットネスを試すのにいい場所だった。パリ五輪に向けてもタイミングのいい大会です。東京は大会として文化が違う。日本人は本当に走ることが好きですよね。マラソンも、トラックも日本人のDNA、血液に入っていると思う。まさしく本場だと思っています」
年齢を重ねても成長できる秘訣を問われると、「長く選手人生をやるにはプロとして集中すること。とにかく練習して走る。自分の目標をはっきりさせる。はっきりすればそこまで行ける。今の立場を見て、だったら何をすべきかわかるでしょう」と答えた。楽しみな日本食は「スシ!」と即答。「特に好きなネタはないけど、全般的に何でも好きさ」と笑った。
昨年10月にキプチョゲの世界記録を更新する2時間0分35秒を叩き出したケルヴィン・キプタム(ケニア)が、今月11日に母国で交通事故に遭って死去。訃報後にSNSで追悼していたキプチョゲは、「もう、とにかく走る。良いレースをしてみんなにインスピレーションを与えたい。日本は走る国。日本人の方々の家族にもライフスタイルとして走ってほしいと伝えたい」と語った。