卓球ニッポンが生んだスポーツマンシップの数々 中国戦後には「全てを物語る」友好のワンシーン【世界卓球】
25日まで行われた世界卓球団体戦(韓国・釜山)は、男女ともに中国の優勝で幕を閉じた。日本も男女ともに激闘を繰り広げ、特に女子は中国との決勝で優勝にあと一歩と迫るなど、卓球ファンを熱狂させた。数多くの名場面、珍事も生まれたこの大会を振り返る。大会中には日本のスポーツマンシップも話題となった。
世界卓球団体戦で日本のスポーツマンシップに称賛
25日まで行われた世界卓球団体戦(韓国・釜山)は、男女ともに中国の優勝で幕を閉じた。日本も男女ともに激闘を繰り広げ、特に女子は中国との決勝で優勝にあと一歩と迫るなど、卓球ファンを熱狂させた。数多くの名場面、珍事も生まれたこの大会を振り返る。大会中には日本のスポーツマンシップも話題となった。
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○女子イラン戦、試合後のコートで友好のシーン
17日のグループリーグ(GL)・イラン戦では、3-0で日本が勝利した後に両チームがコート上で記念撮影。日本とイランの選手が1人ずつ交互に立ち、世界ランク709位ながら平野をマッチポイントまで追い込んだアシュタリらが笑顔でフレームに納まった。
国際大会ならではの光景は中継にも映っており、X(旧ツイッター)上の日本のファンからは「少しほっこり」「自らを倒した相手に笑顔で写真を求めるイラン女子の胆力w」と話題となっていた。
○女子南アフリカ戦、日本女子が粋なプレゼント
18日に日本がオールストレート勝ちで3-0と圧勝した直後だった。対戦した南アフリカの選手たちとコート上で記念撮影。さらには、早田ひならがボールにサインを求められる珍事も発生。ペンを走らせ粋なプレゼントをしていた。
卓球界において日本は中国とともに世界を引っ張る存在であり、憧れの対象。X上の日本のファンからは「南アフリカさんは日本卓球のファンかwなら好感持てるw」「日本選手のサインもらって、照れながら嬉しそうにしてるのが、ほのぼの可愛かった」と注目を集めていた。
○表彰式、激闘の日本×中国が爽やかに記念撮影
24日、日本は決勝で、5連覇中の絶対女王・中国と対戦。53年ぶりの世界一まであと1勝に迫りながら逆転を許し、2-3で敗れた。表彰式では、メダルを獲得した4か国の選手たちが“友好の記念写真”を撮影。中国・王芸迪が自撮りをし、早田、平野、張本、伊藤、木原と渡辺監督が、獲得した銀メダルを手に嬉しそうにカメラに見せていた。
試合が終われば、お互いを称え合える仲間たち。爽やかなスポーツマンシップが表れた1枚をワールド・テーブルテニス公式X(旧ツイッター)が公開。文面では、「これらの笑顔が全てを物語っている」と大会を盛り上げた選手たちを称賛していた。
(THE ANSWER編集部)