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中国、あわや11連覇消滅の大激戦に地元メディア脱帽 韓国は「やはり番狂わせの実力十分。一流の強者だ」【世界卓球】

世界卓球団体戦は24日、韓国・釜山で男子準決勝が行われ、10連覇中の中国が開催国・韓国を相手に大苦戦。先に2勝を許すも、3-2で決勝進出を果たした。25日、フランスと台湾の勝者と11連覇を懸けて戦う。薄氷の展開に、中国メディアは韓国の底力に脱帽した。

中国の馬龍【写真:ロイター】
中国の馬龍【写真:ロイター】

世界卓球・男子準決勝

 世界卓球団体戦は24日、韓国・釜山で男子準決勝が行われ、10連覇中の中国が開催国・韓国を相手に大苦戦。先に2勝を許すも、3-2で決勝進出を果たした。25日、フランスと台湾の勝者と11連覇を懸けて戦う。薄氷の展開に、中国メディアは韓国の底力に脱帽した。

 第1試合は世界ランク2位の王楚欽を送ったが、同14位のチャン・ウジンに1-3で敗れた。続く世界1位の樊振東は同18位イム・ジョンフンにストレート勝ちを演じたものの、第3試合で世界3位の馬龍が同27位イ・サンスにフルゲームの末に金星を献上し、崖っぷちに追い込まれた。そこから第4試合の樊振東、第5試合の王楚欽が連勝し、逆転勝ちを演じたが、あわや11連覇が消滅という展開だった。この結果を受け、中国メディア「卓球ネット」は「スリル満点! 世界卓球で中国男子が3-2で韓国を逆転。樊振東が2ポイント獲得して一番の活躍」との見出しで報道した。

 とりわけ地元・韓国の底力に脱帽。「中国も韓国も卓球界では一流の強いチームであり、これまで何度も国際的な大試合の決勝戦で遭遇している。ほとんど中国が勝利しているとはいえ、負けたことがないわけではない。そのうえ、韓国選手はホームでの試合で特別に強い。今回は韓国で初めて開催される世界卓球だったこともあり、韓国チームの金メダルにかける気持ちも当然強かった」と評した。

「主催国の韓国は今回、非常に運が悪く、女子チームは準々決勝で中国チームと当たり、3試合とも0-3で惨敗した。そして男子チームも準決勝で中国と遭遇した。しかし、韓国は昨年、李尚洙が樊振東、林鐘?を破り、梁靖崑にも勝っていて、やはり番狂わせを起こす実力はそなえている。決して安心できる相手ではなかった」

 それでも、2勝を挙げてチームを救った第4試合の樊振東については「中国チームには後がなくなり、プレッシャーは計り知れなかったが、彼は困難を克服し、再び3-0の大差で韓国の主力を退けた。中国チームが死の淵から這い上がったのを見て、応援の選手からは歓喜の拍手が送られた」と伝えた。

(THE ANSWER編集部)


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