世界730位選手が大殊勲、同僚が広告フェンスなぎ倒した歓喜の瞬間にWTT注目「最高に刺激的」【世界卓球】
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は21日に男女の決勝トーナメント2回戦が行われ、ともに8強が出揃った。パリ五輪出場権がかかる重要なラウンドではさまざまなドラマが。世界ランキング19位のデンマークは同12位の格上スロベニアに3-2で競り勝ち、パリ行きのキップをつかんだ。ワールドテーブルテニス(WTT)は歓喜の瞬間を収めた動画を公開。「最高に刺激的」と称賛した。
世界卓球団体戦決勝トーナメント
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は21日に男女の決勝トーナメント2回戦が行われ、ともに8強が出揃った。パリ五輪出場権がかかる重要なラウンドではさまざまなドラマが。世界ランキング19位のデンマークは同12位の格上スロベニアに3-2で競り勝ち、パリ行きのキップをつかんだ。ワールドテーブルテニス(WTT)は歓喜の瞬間を収めた動画を公開。「最高に刺激的」と称賛した。
ド派手に喜んだ。2-2で迎えた第5試合、デンマークのトビアス・ラスムッセンが勝利を収めると、コートサイドのベンチで見守っていたチームメートが一斉に立ち上がって歓喜。目の前の広告フェンスを次々となぎ倒し、コートで倒れ込んだラスムッセンに4人が覆いかぶさって喜びを分かち合った。
大熱戦となった戦い。第5試合に出場したラスムッセンの世界ランクは730位。対するスロベニアのピーター・フリバルは同264位という格上だった。ともに粘り強いプレーでもつれ込んだファイナルゲームはラスムッセンが9-2と大きくリードしながら、フリバルが10-8まで猛然と追い上げる展開。だが、最後はラスムッセンのフォアドライブがフリバルのフォアをノータッチで抜いて激闘に終止符が打たれた。
WTTは「デンマークがスロベニアとの心を奪うような熱戦を制して五輪出場権を獲得し、本日の世界選手権ファイナルマッチが最高に刺激的であることを再び証明した」とつづって動画を公開。日本人ファンからは「デンマークいいなぁ 一大会に一度くらい、こんなシーンがあるとなんかいい大会だったなと思える」と感慨深いコメントが寄せられている。
(THE ANSWER編集部)