地上波生中継で映らなかった16歳の逸材・松島輝空の躍動 WTT称賛「世界卓球で日本の輝きに貢献」
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は18日、男子グループリーグ第3戦で日本は組最大のライバル・台湾と対戦し、3-1で勝利した。2勝を挙げたエース・張本智和もさることながら、世界卓球デビューの最年少16歳・松島輝空が1勝1敗の第3試合で42歳・荘智淵をフルゲームの末に撃破。ワールドテーブルテニス(WTT)も称賛した。
世界卓球団体戦
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は18日、男子グループリーグ第3戦で日本は組最大のライバル・台湾と対戦し、3-1で勝利した。2勝を挙げたエース・張本智和もさることながら、世界卓球デビューの最年少16歳・松島輝空が1勝1敗の第3試合で42歳・荘智淵をフルゲームの末に撃破。ワールドテーブルテニス(WTT)も称賛した。
1勝1敗で迎えた第3試合。流れを大きく左右する局面でも、日本の逸材は落ち着いていた。16歳の松島は実に26歳差もある42歳の台湾レジェンドを相手に粘りの卓球を披露。幸先良く11-9で先取し、以降は互いにゲームを取り合う熱戦に。フルゲームに突入した第5ゲームで強気に攻め、最後は長いラリーを制して11-9で貴重な1勝をもたらした。台湾は4番手に世界ランク8位のエース・林昀儒が控えており、この松島の働きが大きかった。
午後5時過ぎから始まった試合の生中継は、地上波ではなくBS。それでも、熱心な日本の卓球ファンが数多く見守っており、「松島輝空、天才だ」「震えたわ~!」「強すぎだろ、何歳だよ、松島」などの声がネット上で続々。さらに午後8時過ぎから始まった女子の試合終了後に地上波で改めて試合が放送された。
WTT公式Xはこの日に数多く行われた試合から松島を取り上げて紹介。「経験豊富な荘智淵相手にとても大きな勝利を挙げ、ソラ・マツシマは今日ここ世界卓球2024で日本代表が輝くことに貢献する役割を果たした」と伝えた。張本ともに期待される次世代エース候補。世界卓球デビューとなった舞台で、その才能が輝き始めた。
(THE ANSWER編集部)