NBA史上No.1シューターと接戦の女子選手 「女も男も関係ない」の名言に米称賛「その通りだ」
米プロバスケットボール(NBA)は17日(日本時間18日)、インディアナ州インディアナポリスで「オールスターサタデーナイト」を開催した。史上初の試みとして、ウォリアーズのステフィン・カリーが米女子プロバスケットボール(WNBA)リバティのサブリナ・イオネスクと3ポイント(P)対決。大熱戦の末に敗れたイオネスクは、「女の子だろうが、男の子だろうが関係ない。大事なのは、ベストな自分になろうとする心」と力強いメッセージを送った。NBA公式が動画を公開している。
史上初のNBA対WNBAの3ポイント対決
米プロバスケットボール(NBA)は17日(日本時間18日)、インディアナ州インディアナポリスで「オールスターサタデーナイト」を開催した。史上初の試みとして、ウォリアーズのステフィン・カリーが米女子プロバスケットボール(WNBA)リバティのサブリナ・イオネスクと3ポイント(P)対決。大熱戦の末に敗れたイオネスクは、「女の子だろうが、男の子だろうが関係ない。大事なのは、ベストな自分になろうとする心」と力強いメッセージを送った。NBA公式が動画を公開している。
接戦に会場は熱狂の渦に包まれた。カリーはNBA規格、イオネスクはWNBA規格のボールを使用。3Pラインの位置もそれぞれのリーグに合わせる予定だったが、イオネスクの希望でNBAのラインで戦った。先攻のイオネスクは開始から7本連続で成功。順調にリングを射貫き、計26ポイントを記録した。直前の3ポイントコンテストの優勝者デイミアン・リラード(バックス)と同じ得点。カリーも拍手を送った。
カリーはプレッシャーをかけられたが、史上最高との呼び声高い希代のシューターは動じなかった。最後は4本連続成功で締め、29ポイントで逆転勝利。ダンスで喜びを表現し、イオネスクと笑いながらハグで称え合った。さらに注目を浴びたのは、イオネスクのコートインタビュー。力強いメッセージを送った。
「多くの若い少女や少年に『君がシュートを打てるなら、打っていいんだよ』ということを示せたと思う。女の子だろうが、男の子だろうが関係ないの。大事なのはベストな自分になろうとする心を持っていることよ」
NBA公式Xが一連の動画を公開。米ファンからは「彼女は多くの少女に刺激を与えた。素晴らしい仕事だ!」「真実だ」「彼女の自信、ステキ」「彼女は最高だ」「全くその通り」「君がやっていることは歴史的だ。おめでとう!」「サブリナに多くの愛とリスペクトを。よくやった」と称賛の声が寄せられている。
イオネスクは昨年7月のWNBAの3Pコンテスト最終ラウンドで、40ポイント中37ポイントのNBA&WNBA新記録をマーク。NBA公式サイトによると、記録を更新したイオネスクが前記録保持者のカリーに挑戦状を叩きつけたことで今回の対戦が実現したという。
(THE ANSWER編集部)