内紛の韓国サッカー主将の人間性に言及 クラブ監督「みんなソン・フンミンを誤解してる」
内紛騒動に触れるサッカー韓国代表の主将ソン・フンミンに対し、所属先の監督がリーダーシップを称えている。今月のアジアカップでは64年ぶりの優勝を目指した韓国は4強で敗退。準決勝前夜に主力選手たちのいさかいがあり、ソン・フンミンが右手指を負傷した。所属するイングランド1部プレミアリーグ1部・トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は「みんな彼について誤解している」などと人間性に疑いの余地がないことを強調した。
ソン・フンミンの所属クラブ監督が擁護
内紛騒動に触れるサッカー韓国代表の主将ソン・フンミンに対し、所属先の監督がリーダーシップを称えている。今月のアジアカップでは64年ぶりの優勝を目指した韓国は4強で敗退。準決勝前夜に主力選手たちのいさかいがあり、ソン・フンミンが右手指を負傷した。所属するイングランド1部プレミアリーグ1部・トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は「みんな彼について誤解している」などと人間性に疑いの余地がないことを強調した。
0-2で敗れたヨルダン戦の前夜、夕食を終えた若手MFイ・ガンインが卓球をするために席を立ったところで、食事を選手の団結の場としたかったソン・フンミンが咎めていざこざに発展。その過程でソン・フンミンが負傷したと韓国メディアに報じられていた。イ・ガンインはSNSで謝罪し、法定代理人が一部報道を否定する事態に。さらに同国サッカー協会は、ユルゲン・クリンスマン監督の解任を決めた。
以前から疑問視されていた采配面などに加え、今回の“内紛”を制御できなかったことも一因。ソン・フンミンはチームをまとめようと奔走したが、思わぬ形で巻き込まれた。海外の著名サッカージャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ記者は、Xでトッテナムを率いるポステコグルー監督のコメントを紹介。内紛騒動の渦中にいるソン・フンミンの人間性について、絶大な信頼を口にして擁護した。
「すべての詳細はわからないが、この話について私が知っているのは、ソニー(ソン・フンミン)がリーダーシップを発揮しているということだ。それがリーダーシップのすべてだ。リーダーシップとは、人気者になってみんなを幸せにしようとすることではない。自分が正しくないと感じた時、グループにとって最善であるために立ち上がり、行動することだ。ソニーにもそれがある」
トッテナムで得点を量産するなど功績を残してきた主力プレーヤー。指揮官は「時に、みんなはソニーについて誤解している。なぜなら彼はとてもポジティブで、見るたびに笑顔で、みんなが彼に対して真の愛情を持っているからだ。そして、彼は勝利を望んでいる」と強調した。韓国メディアからは批判の声も上がっていたが、アジア屈指の名手の存在感が際立っているようだ。
(THE ANSWER編集部)