世界卓球選手権・団体戦が開幕

　卓球の世界選手権団体戦が16日、韓国・釜山で開幕し、優勝候補筆頭の中国が初戦でインドに冷や汗をかかされながらも、3-2の辛勝を収めた。第1試合では世界ランキング1位の孫穎莎が同155位のアイヒカ・ムカルジーに1-3で敗れる衝撃の幕開け。ワールドテーブルテニス（WTT）はムカルジーが大金星を挙げた瞬間の映像を公開。海外ファンにも「夢のようだ」「驚くべきこと」と驚きが広がっている。

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　ゲームカウント2-1で迎えた第4ゲーム、10-6のマッチポイントを握ったムカルジーは孫のツッツキが長くなったところを見逃さなかった。バック側からフォアに回り込み、ドライブをかけて強打。体勢を崩していた孫は反応しきれず、ポイントを許した。勝利が決まった瞬間、ムカルジーは両手を高々と上げてガッツポーズを見せた。別のカメラではベンチで見守るインドチームの4人もとらえていたが、勝利の瞬間は全員が立ち上がって喜びを爆発させた。

　WTT公式インスタグラムは「彼女たちのITTF世界卓球2024の第1試合で、アイヒカ・ムカルジーがスン・インシャを破り、インドチームが大喜び」とつづって動画を公開。海外ファンにも衝撃が広がり「ワオ、変化してるわ」「アメージング」「世界No.1を破るというのは夢のようだ」「夢のように違いない」と反響が集まっていた。

　第3試合では同49位のスリージャ・アクラも同2位の王芸迪をストレートで撃破。「インドチームによる素晴らしいパフォーマンスだ」「これは驚くべきことだ」「中国のトップ選手2人を1日で倒すのは不可能だ。しかしインド選手はそれをやってのけた。とても尊敬する」など、チームへの称賛も寄せられている。