パリ五輪世界最終予選

　パリ五輪出場権をかけた女子バスケットボールの世界最終予選・最終戦が11日にハンガリーのショプロンで行われ、世界ランク9位の日本代表は同5位カナダに86-82で勝ち、3大会連続の五輪出場を決めた。敗れたカナダも、その2時間半後にスペインがハンガリーを下したことで五輪出場権を獲得。歓喜に沸くカナダ選手たちの映像がFIBA公式Xで公開されていたが、隣で見つめていた日本選手のリアクションにも注目が集まっていた。

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　隣の日本代表選手たちも思わず笑顔で祝福した。スペイン―ハンガリー戦が映されたテレビをかじりつくように見ていた3人のカナダ選手たち。スペインが73-72で勝利した瞬間、何度も飛び跳ね、抱き合った。絶叫しながら床に倒れ込んで歓喜。日本代表選手からは拍手が送られていた。

　カナダがパリ五輪の切符を手にする条件はスペインの勝利だったが、一時は22点ビハインドと絶望的な状況に。しかし大逆転、しかも1点差という劇的な展開だった。歓喜の瞬間をFIBA公式Xが動画で公開。海外ファンからは「このリアクション」「私も少し飛び跳ねた」などと反響が集まっていたが、日本のファンからはアカツキジャパンの選手たちのリアクションに対する声も書き込まれた。

「隣で観ていた #AkatsukiJapan の選手たちもちゃんと拍手して祝福している姿もチラッと映ってる」
「飛び跳ねて喜んでてかわいい」
「カナダは地獄から天国を味わったのね。まさに死の組でした」
「左側で日本代表の選手たちも祝福。ってか、死闘を繰り広げたあと、こうやって一緒に試合観るものなんだね。素敵な関係性だなあ」
「これカナダの選手が喜んでる奥に日本の選手が拍手してるのかがまたいいよね！！」
「この映像、カナダの選手と、日本選手も一緒に見てて、日本選手が拍手してる。カナダとの激闘の後。スポーツマンシップも感じる」
「なんか泣けるわあ」

　今大会は各グループ4チームが参加。総当たりのリーグ戦を行い、上位3チームに五輪出場権が与えられる。“死のグループ”とも評されたハンガリー会場では、最終戦の前の時点で全チームが1勝1敗で並んでいた。最終的に日本とスペインが2勝1敗、カナダとハンガリーが1勝2敗だったが、直接対決で勝利していたカナダがハンガリーを上回ってパリ五輪出場を決めた。