パリ五輪出場権を懸けた世界最終予選

　パリ五輪出場権を懸けた女子バスケットボールの世界最終予選・最終戦が11日にハンガリーのショプロンで行われ、世界ランク9位の日本代表は同5位カナダに86-82で勝ち、3大会連続の五輪出場を決めた。恩塚亨ヘッドコーチ（HC）は試合後、選手たちと熱い抱擁を交わし、歓喜を分かち合った。X上の日本ファンからは「恩塚さんの喜び方がすごくいい」「朝から泣ける」といったコメントが寄せられた。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　ハンガリーで「ニッポン！」コールが沸き起こった。試合終了を告げるブザーが鳴るとアカツキジャパンの選手たちが歓喜の輪を作った。馬瓜エブリン（デンソーアイリス）はカメラに向かって「フォ――！」と絶叫。瞳を潤ませた恩塚HCはカナダ側と健闘を称え合った後、お祭り騒ぎの選手たちに歩み寄り、笑顔で拍手を送った。

　安堵したような表情を見せた指揮官は選手たちとハイタッチすると力強く抱擁。五輪出場の喜びを分かちあった。動画をFIBA公式Xが「お祭りを始めよう」と記して公開。日本のファンからは「泣けちゃう　ありがとう」「恩塚さんの喜び方がすごくいい」「何回見てもエブリンが最高」「やばい……朝から泣ける　ほんとにおめでとうございます　嬉しい」「この絵いいなぁ　色々いいなぁ」などと感動と称賛の声が集まった。

　今大会は各グループ4チームが参加。総当たりのリーグ戦を行い、上位3チームに五輪出場権が与えられる。“死のグループ”とも評されたハンガリー会場では、最終戦の前の時点で全チームが1勝1敗で並んでいた。