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大谷翔平の“代弁者”に指名された34歳が快諾 メディアには要望「みんな彼に敬意払えるだろ?」

米大リーグのドジャースは9日(日本時間10日)から米アリゾナ州グレンデールでスプリングトレーニングを開始した。注目を集めているのはオフに10年総額7億ドル(約1014億円)という史上最高額で入団した大谷翔平投手だ。日本のメディアが殺到する中、デーブ・ロバーツ監督はロッカールームでの交通整理をする“大谷係”にメジャー15年目のベテラン、ジェイソン・ヘイワード外野手を指名。ヘイワードはこれを快諾し、メディアにも敬意を持っての取材を求めている。

スプリングトレーニングを開始したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
スプリングトレーニングを開始したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

例年の5倍超えるメディアに指揮官「ヘイワードのところへ」

 米大リーグのドジャースは9日(日本時間10日)から米アリゾナ州グレンデールでスプリングトレーニングを開始した。注目を集めているのはオフに10年総額7億ドル(約1014億円)という史上最高額で入団した大谷翔平投手だ。日本のメディアが殺到する中、デーブ・ロバーツ監督はロッカールームでの交通整理をする“大谷係”にメジャー15年目のベテラン、ジェイソン・ヘイワード外野手を指名。ヘイワードはこれを快諾し、メディアにも敬意を持っての取材を求めている。

 米カリフォルニア州の地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が伝えている。記事は例年なら、キャンプ地を訪れるレポーターは12人ほどであるところ、今年のキャンプインでは70~80人に達していること、その多くが日本のメディアで、大谷と同じく新加入の山本由伸投手を取材しているとしている。

 その結果、脚光を浴びるのは2人だけではない。例として、ギャビン・ラックス内野手はオフに本拠地ドジャースタジアムで大谷と一緒にトレーニングしていたことが分かると日本のクルーに囲まれた。そして、ベテランのジェイソン・ヘイワード内野手は「監督の言葉によってメディアの群れに囲まれた」のだという。

 キャンプ初日にデーブ・ロバーツ監督は、大谷が多くのメディアに囲まれることについてどう思うか聞かれ、バリー・ボンズと共にプレーした自身の現役時代の経験を口にした。同僚のスーパースターのために、たびたび代表してメディアに話していた当時の自分の役割を任せたのが、ヘイワードだった。

「ジェイソン・ヘイワードに質問して。日本のメディアのみなさん、ジェイソン・ヘイワードのところへ行ってください」

 突然の“指名”について34歳のヘイワードは、その役割を受け入れ、自身の準備のなかで時間があれば大谷関連の質問にも喜んで答えると“快諾”した。ただ「ショウヘイについて語るのは、ショウヘイ自身だ」と強調することも忘れなかった。

 大谷は人気がありすぎるためかメディア対応が少ない選手で、昨季は主に投手としての登板後に限られていた。これについてヘイワードは「ショウヘイがメディア対応できない時、それは彼が自分の仕事をしているということだ。ドジャースのために準備している。良い精神状態、身体の状態を作るために彼自身を整えているんだ。みんなそれには敬意を払えるだろ?」と擁護しているという。

(THE ANSWER編集部)


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