大谷翔平に集まる人だかりに米注目

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は9日（日本時間10日）、米アリゾナ州グレンデールの球団施設でスプリングトレーニングの初日を迎えた。多くの報道陣が集結する中、米専門メディア「ドジャース・ネーション」は大谷のフィーバーぶりを伝える記事を掲載。「写真を追い求める日本のメディアを誰が責めることができるだろう？」としている。

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　大谷の周りにはやはり人だかりができた。取材に応じた二刀流。ボードの前では日米の大勢の報道陣が待ち構えていた。無数のシャッター音が鳴り、マイクとカメラを向けられながら堂々とコメントしている。

　この中でドジャース戦を中継するカリフォルニア州の地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況ティム・ネバレット氏が、ポッドキャスト番組で大谷について「球界のテイラー・スウィフト」「彼と同じバスや飛行機に乗るのは、ビートルズと一緒に旅行するようなもの」と指摘したことをドジャース・ネーションが紹介。こう続けている。

「ビートルズが1966年にドジャースタジアムでコンサートを行ったのは有名な話だ。テイラー・スウィフトは2007年のドジャースの本拠地開幕戦を最後にChavez Ravineを演奏していないが、彼らの再公演への扉は開かれていると思っている」

「ティム・ネバレットに言わせれば、テイラー、ジョン、ポール、ジョージ、そしてリンゴのドジャースタジアムの公演実現を願って想像する必要はない。我々にはショウヘイ・オオタニがいるからだ」

　歴史に名を残した伝説のロックバンドや世界的アーティストと比較しながら紹介。「ネバレットはオオタニが持つ“セレブ度”を世界で最も人気のある2人（組）のミュージシャンに例えた」としている。さらに3日のファンフェスタで多くの警備員が大谷を取り囲んだことに触れ、「そうしたワクワクするような写真を追い求める日本のメディアを誰が責めることができるだろう？」と指摘した。