同僚のマンシーが回顧した光景とは

　米大リーグ・ドジャースに入団した大谷翔平投手がもたらす“フィーバー”は、メジャー屈指の名門球団で6年プレーしてきた同僚からしても前例がないもののようだ。米ポッドキャスト番組に出演したマックス・マンシー内野手は、3日（日本時間4日）のファンフェスタに大谷が登場した時のことを回顧。「30人ぐらいのセキュリティたちが周りにいた。カーショーでもあんなふうになることは一度もなかった」と証言した。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　3万5000人の観客が本拠地ドジャースタジアムに集結したファンフェスタ。ドジャースのユニホームに袖を通した大谷が登場すると、ファンからは大歓声が送られた。颯爽と会場内を移動する大谷。その周囲を数多くの警備員やスタッフが取り囲んでいた。

　この光景は、メジャー屈指の人気球団ドジャースで18年から6年間プレーしている同僚にとっても、見覚えがないものだったようだ。米野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」に出演したマンシーは「ショウヘイが登場した時、30人ぐらいのセキュリティガードやスタッフが彼の周りにいて、何も起こらないようにしていた」と証言。「今までにそんな男はいなかったよ」と明かした。

　通算210勝、3度のサイ・ヤング賞左腕のクレイトン・カーショー投手など多くのスターを抱えるドジャース。それでもマンシーは「カーショーも彼より何年も長くいるけど、あんなふうになることは一度もなかった」と異例さを強調した。

　一方、「私たちはそうなることは分かっていたけどね」と“大谷フィーバー”は織り込み済み。「まだグループで話しはしていないけど、キャンプが始まったら間違いなくミーティングするだろうね」と対策も検討しているようだ。