香港誌がメッシの香港入り＆来日時を比較

　米メジャーリーグサッカー（MLS）のインテル・マイアミは7日、東京・国立競技場でJ1ヴィッセル神戸とプレシーズンマッチを行う。来日前の4日には香港で親善試合を実施。しかし、FWリオネル・メッシが負傷で欠場し、チームは会場で大ブーイングを浴びた。香港メディアはメッシの香港入りと来日時の画像を比較し、「刺身やすき焼きを楽しみにしているかのような笑顔」と違いを皮肉っている。

　登場したメッシを切り取った。香港で飛行機からタラップを降りるシーン。スーツケースを持っているが、日差しがあるのか眉間にしわが寄っていた。一方、日本では光に照らされ、手を挙げている様子。少し微笑んでいるようだ。

　一部分を切り取っただけのようにも思われる比較画像。記事に掲載したのは、ファッションなどサブカルチャーを扱う香港誌「New　monday」だ。「メッシ、リラックスした笑顔で日本到着。自ら記者会見に出席して『香港でのことは残念だった』と発言」との見出しで記事を掲載。6日の会見の様子を伝えた。

　香港選抜との親善試合は「香港にとって一大イベント」と強調した上で、「筋肉の炎症が予想以上に深刻なものだった」とメッシの言葉を伝えた。「90分の試合中はベンチで過ごし、一度も出場することはなく、試合終了とともにそそくさとその場を後にした」と指摘。さらに来日の様子を皮肉たっぷりに伝えた。

「到着の瞬間からメッシはすでに、これから口にする刺身やすき焼きを楽しみにしているかのような笑顔を見せた。香港到着時と日本に着いてからの彼の雰囲気は全く違う、とサッカーファンは感じている。『筋肉の炎症が深刻』なメッシはさらに、来日後に『奇跡の回復』をしようとしているようだ」

　記事では海外メディアの報道を引用。チームのコーチが神戸戦に出場可能な見通しだと語ったことを説明し、「チームドクターから『筋肉の深刻な炎症』と診断されたメッシが、日本到着後に瞬く間に回復する。まるで、『サッカーの神』の治癒術ではないか!!」と揶揄した。自国の試合を欠場したことを根に持っているようだ。