1776億円補強ドジャースは「悪党モード」 辛辣なライバル球団投手が抱く期待「見るの待ちきれない」
フリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平投手、ポスティングシステムを利用して米挑戦する山本由伸投手の“W獲り”に成功した米大リーグ・ドジャース。他にも大物米選手を次々と獲得するなど大型補強を進めている中、かつてドジャースに在籍していたライバル球団の投手は「悪党モード」と表現。冷静に分析する一方で「見るのが待ちきれない」と期待感も見せている。
ポッドキャスト番組で発言
フリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平投手、ポスティングシステムを利用して米挑戦する山本由伸投手の“W獲り”に成功した米大リーグ・ドジャース。他にも大物米選手を次々と獲得するなど大型補強を進めている中、かつてドジャースに在籍していたライバル球団の投手は「悪党モード」と表現。冷静に分析する一方で「見るのが待ちきれない」と期待感も見せている。
今オフのドジャースは大谷翔平を10年総額7億ドル(約1014億円)で獲得し、山本由伸も2年総額3億2500万ドル(約463億円=いずれも発表当時)で契約。さらにタイラー・グラスノー投手やテオスカー・ヘルナンデス外野手といった大物選手を獲得し、今オフの補強・再契約に費やした総額はすでに12億2600万ドル(約1776億円)を超えると言われている。
一部からは「悪の帝国」とも揶揄されているドジャースについて、米野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」公式X(旧ツイッター)はかつてド軍に所属していたジャイアンツのロス・ストリップリング投手が番組出演した際の発言を紹介。大谷に続いて山本まで獲得したことについて聞かれると「ドジャースが(今オフ)やったことだけど、個人的には言ってみれば完全な“悪党モード”に入っているなと見ているよ」と辛辣な言い回しで古巣を称した。
さらに「彼らは常に高給選手を抱えているけど、ドラフトと才能の育成でも素晴らしい仕事をしている。ワールドシリーズを制覇したチームには16選手くらい球団で育てた選手がいたんじゃなかったかな」と育成面での充実についても触れているように、大型補強だけに限らないチーム作りをしていることを指摘している。
そのうえで「でも今はフレディ、ムーキー、ショウヘイ、そしてヤマモトがいる。彼らは全球団に襲い掛かってくるよ。勝ちに行く時だ。それを実現させた彼らを称賛するよ。見るのが待ちきれないよ」とソワソワした様子だった。古巣かつ、西海岸のライバル球団の今季の戦いぶりに期待感を抱いているようだ。
(THE ANSWER編集部)