「少女の頃からここが私のステージ」 シャラポワ、復帰戦勝利で掴んだもの
女子テニスのポルシェ・グランプリ(シュツットガルト)は26日、シングルス1回戦が行われ、ドーピング違反による1年3か月の出場停止処分が明けた元世界ランク1位のマリア・シャラポワ(ロシア)が、世界ランク36位のロベルタ・ビンチ(イタリア)に7-5、6-3でストレート勝ち。復帰戦を白星で飾った。WTA公式サイトは試合後のインタビューを掲載。かつてロシアの妖精と呼ばれた女王は「この瞬間をずっと待っていた」と感慨に浸った。
妖精復活へ、復帰戦で示した世界女王の矜持「これからも困難を乗り越えていきたい」
女子テニスのポルシェ・グランプリ(シュツットガルト)は26日、シングルス1回戦が行われ、ドーピング違反による1年3か月の出場停止処分が明けた元世界ランク1位のマリア・シャラポワ(ロシア)が、世界ランク36位のロベルタ・ビンチ(イタリア)に7-5、6-3でストレート勝ち。復帰戦を白星で飾った。WTA公式サイトは試合後のインタビューを掲載。かつてロシアの妖精と呼ばれた女王は「この瞬間をずっと待っていた」と感慨に浸った。
1年3か月という長い出場停止処分を乗り越えた。コート上でインタビューに応じたシャラポワは「最高の気分です」と勝利の美酒に酔った。「少女の頃から、ここが私のステージでした。この瞬間をずっと待っていました」と喜び、「対戦相手が誰であろうと、毎試合が重要です」と語った。
復帰を巡っては世界で賛否両論の声が上がっていたが、会見ではかつて世界ランク1位に君臨したトッププレーヤーとしての矜持を示した。
「競争相手、そしてテニス選手としての私の仕事は、タフな日であろうと楽な日であろうと、コートに出てパフォーマンスをすることです」と話した元世界女王は「チケットを買ってくれた人々が観客席にいます。そして、彼らはあなたのプレーを見るのです。だから、自分の能力を彼らに示さなければいけないのです」とコート上で役割を全うした。