“福岡対決”に敗れた準V福岡大大濠監督が脱帽「福岡第一さんの守備の圧力に迷ってしまった」
バスケットボールの第76回全国高校選手権「Softbank ウインターカップ」の男子決勝が29日、東京体育館で行われ、福岡第一が福岡大大濠に63-53で勝利し、4年ぶり5度目の優勝を果たした。今年11月の県予選決勝リーグで敗れた相手に一度もリードを許すことなく快勝。敗れた福岡大大濠の片峯聡太監督も「福岡第一さんのディフェンスの強度がかなり上回っていた。受け身になってしまった」と脱帽した。
ウインターカップ男子決勝
バスケットボールの第76回全国高校選手権「Softbank ウインターカップ」の男子決勝が29日、東京体育館で行われ、福岡第一が福岡大大濠に63-53で勝利し、4年ぶり5度目の優勝を果たした。今年11月の県予選決勝リーグで敗れた相手に一度もリードを許すことなく快勝。敗れた福岡大大濠の片峯聡太監督も「福岡第一さんのディフェンスの強度がかなり上回っていた。受け身になってしまった」と脱帽した。
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2019年以来2度目となる決勝での福岡対決。試合開始前には両校の応援団が声を合わせて「福岡!」コールを連呼。代表者がお互いに一礼し、握手する友好的な場面も見られた。しかし、試合が始まると雰囲気は一変。ヒリヒリした緊張感の中、開始早々にサー・シェッハ(2年)が豪快なブロックショットを炸裂させるなど、福岡第一が堅いディフェンスで福岡大大濠に得点を許さず。一気に9-0までリードを広げ、主導権を握った。
福岡第一はエース・崎濱秀斗(3年)が前半だけで13得点を記録するなど、38-14と大差をつけて後半へ。第3クォーター(Q)にも得点を重ね、リードはこの日最大の31点差まで広がった。しかし、最終第4Qには福岡大大濠が主将・三輪大和(3年)の8得点などで反撃。10点差まで追い上げる意地を見せたが及ばなかった。
試合後、会見を行った片峯監督は「福岡第一さんディフェンスの強度がかなり上回っていた」と脱帽。「3年生を中心としたディフェンスの頑張りや圧力に我々の選手が迷っていまう部分があった。リングではなく人を探してしまう時間があった。受け身になってしまったところが非常に悔やまれる。逆にやはり福岡第一さんの日頃の鍛錬だな、と感じた」とライバルを称えた。
8年連続16回出場の福岡第一は、2019年以来4年ぶり5回目のウインターカップ制覇。県予選決勝リーグで敗北を喫した相手に、全国の舞台で雪辱を果たした。敗れた福岡大大濠も、5年連続43回出場を誇る名門。2021年以来2年ぶりの優勝を目指していた。2校は2019年の決勝でも激突。その時も、現在日本代表で活躍する河村勇輝(横浜BC)らを擁した福岡第一が福岡対決を制していた。
(THE ANSWER編集部)