ドジャースタジアムで入団会見…ウルフ氏が明かしたライバルは

　米大リーグのドジャースは27日（日本時間28日）、山本由伸投手の獲得を正式発表し、本拠地のドジャースタジアムで入団会見を行った。この際に代理人のジョエル・ウルフ氏が、山本の獲得レースでドジャースのライバルとなっていた球団名を明かしている。有力候補と報じられていたヤンキースやメッツではなかった。

　米国のスポーツメディア「ジ・アスレチック」のドジャース番、ファビアン・アルダヤ記者が自身のX（旧ツイッター）で「ヨシノブ・ヤマモトの代理人のジョエル・ウルフはジャイアンツの勧誘を称賛した」として、ウルフ氏の言葉を紹介している。

「彼（山本）は、サンフランシスコが大阪を思い出させる美しい街だと思ったようだ。もしもドジャースが彼を追いかけていなければ、サンフランシスコが新天地になっていた可能性は大いにある」

　西海岸のライバル球団が、山本の獲得レースでドジャースと競り合っていたというのだ。ここまで注目されていたのは、ドジャースと同額の12年3億2500万ドル（約463億円）を提示したといわれるメッツ、また3億ドル（約427億円)の提示にとどまったとされるヤンキースというニューヨークの2球団だった。

　山本は入団会見で、19歳の時にドジャースタジアムで前田健太が投げる姿を見たことや、大谷が先にドジャース入りを決めたことも「決断の1つの理由とはなりました」と球団との縁を口にしている。来季からは最大のライバル・ジャイアンツを相手にどんな投球を見せてくれるだろうか。