山本由伸を逃したヤンキースに地元メディアが激怒 金額提示で及ばず「何で3番目でいいと…」
ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指している山本由伸投手が、12年総額3億2500万ドル(約463億円)という投手史上最高額でドジャース入りすると報じられている。これをなかなか受け入れられないのが、最後まで獲得を争っていたとされるヤンキースのファンだ。米ニューヨークのラジオ局「WFAN」では、司会者が「これは受け入れられない」と怒りを露わにしている。
ドジャースの提示は463億円、一方のヤンキースは427億円と報じられている
ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指している山本由伸投手が、12年総額3億2500万ドル(約463億円)という投手史上最高額でドジャース入りすると報じられている。これをなかなか受け入れられないのが、最後まで獲得を争っていたとされるヤンキースのファンだ。米ニューヨークのラジオ局「WFAN」では、司会者が「これは受け入れられない」と怒りを露わにしている。
米国の各メディアの報道では、メッツはドジャースと同様の金額を提示したのに対し、ヤンキースは総額3億ドル(約427億円)の提示にとどまったとされている。
「WFAN」で昼間の番組の司会を務めるサル・リカタ氏は「メッツには本当に全くチャンスがなかったけど、ヤンキースにはあった。ドジャースだけじゃなくメッツにさえも及ばなかった」と、ヤンキースがせめて2球団と同額を提示できなかったことを嘆いている。
「もし同額を提示して、ヤマモトを逃したんだとしたら、ここに来てこんなことは言わないさ。でも彼らは2500万ドル(約36億円)も及ばなかったんだ」「彼(ヤマモト)がドジャースから受け取る総額は、ヤンキースのオファーより2500万ドル多いんだ。なんでそれが上乗せできなかったのか理解できない」と、獲得できなかったことよりも金額提示で劣ったことが許せない様子だ。
ヤンキースと言えば、昨季はアーロン・ジャッジ外野手と9年3億6000万ドル(当時のレートで約496億円)という野手史上最高額で再契約している。リカタ氏は「もし悪の帝国が戻ってくるのなら、なんでヤンキースはオファーの3番目の額でいいと思ったんだ。これは受け入れられない」と続けている。
山本が自身2度目のノーヒットノーランを達成した9月9日のロッテ戦は、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMも観戦していた。「日本にも行っていたんだぞ。ピンストライプの背番号18番のユニホームもあげてね」と冗談ぽく締めくくっているが、ヤンキースにとって今オフは先発投手の補強が大きな課題だった。しばらく“山本ロス”は埋められそうにない。
(THE ANSWER編集部)