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ドウデュースVよりも「ユタカ・タケ!」と先に絶叫 有馬記念で復活遂げた武豊に海外実況も称賛

今年の日本競馬の総決算・G1有馬記念(芝2500メートル、良、16頭立て)が24日に中山競馬場で行われ、2番人気のドウデュース(牡4・友道、父ハーツクライ)が直線で差し切り、昨年のG1日本ダービーに続くG1・3勝目を挙げた。勝ちタイムは2分30秒9。鞍上の武豊騎手はケガで同馬の今秋の2戦の騎乗がかなわなかったが、コンビ復活で見事な手綱さばきを見せた。完璧な騎乗ぶりに海外実況もゴール前は絶叫。「カムバックして成功を収めた」と称賛した。

G1・3勝目を挙げたドウデュース(画像は海外競馬専門サイト「ワールド・ホース・レーシング」のXのスクリーンショットより)
G1・3勝目を挙げたドウデュース(画像は海外競馬専門サイト「ワールド・ホース・レーシング」のXのスクリーンショットより)

G1有馬記念で史上最多タイの4勝目

 今年の日本競馬の総決算・G1有馬記念(芝2500メートル、良、16頭立て)が24日に中山競馬場で行われ、2番人気のドウデュース(牡4・友道、父ハーツクライ)が直線で差し切り、昨年のG1日本ダービーに続くG1・3勝目を挙げた。勝ちタイムは2分30秒9。鞍上の武豊騎手はケガで同馬の今秋の2戦の騎乗がかなわなかったが、コンビ復活で見事な手綱さばきを見せた。完璧な騎乗ぶりに海外実況もゴール前は絶叫。「カムバックして成功を収めた」と称賛した。

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 スリリングな展開でも名手は動じなかった。有馬記念が引退レースとなったG1・3勝馬タイトルホルダーが大逃げの展開。後方で折り合ったドウデュースと武豊は3コーナー過ぎから外目を進出し、直線入り口では先頭を射程にとらえた。最後は2番手から伸びたスターズオンアースとの追い比べを制してゴール。軽く右手を上げた名手は静かに喜びをかみしめた。

 海外競馬専門サイト「ワールド・ホース・レーシング」公式X(旧ツイッター)は海外実況版のレース動画を公開。ゴールの瞬間、実況者はドウデュースの名前よりも「ユタカ・タケ!」と絶叫し「ユタカ・タケは怪我のため数週間レースから遠ざかっていたが、カムバックしてドウデュースでグレード1の有馬記念の成功を収めた!」と復活Vをたたえた。

 投稿の文面でも「伝説の騎手、ユタカ・タケがドウデュースで世界最大のレースでの4勝目を挙げた! これでユタカ・タケ騎手は、過去40年の間に勝利を重ねてきたことになる!」とつづった。

 武騎手は今回の勝利で史上最多タイの有馬記念4勝目で、G1勝利も前人未到の81勝目。54歳9か月9日でのG1制覇は、今年4月の大阪杯(ジャックドール)で自身がマークしていた最年長記録を更新した。G1天皇賞・秋でもドウデュースに騎乗予定だったが、同日に行われた別レースで、検量室前で騎乗馬に蹴られて負傷。以後、乗り代わりとなり、G1ジャパンカップの騎乗も見合わせていただけに、記録にも記憶にも残るグランプリ制覇となった。

(THE ANSWER編集部)

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