グラスノーと合わせて総額11億6000万ドル投入か

　米大リーグのドジャースは大谷翔平投手に続き、山本由伸投手が契約に合意したと複数の米メディアが報じている。すでにレイズのエース格だったグラスノーの獲得も決まっており、3投手合わせて総額11億6000万ドル（約1650億円）を投じたとも言われる異次元の大補強。ドジャースの救援投手ブレイク・トレイネンは「クレイジーなローテーションになる」と興奮している。

　2021年にはリーグ最多32ホールドを記録した35歳のベテラン右腕トレイネン。米衛星ラジオ「シリウスXM」のMLB専門番組「MLBネットワーク・ラジオ」のX（旧ツイッター）によると、出演した番組で大谷と山本について語った。

　大谷について「オオタニのMLBでの初試合を見れたんだけど、初戦はDHで、次の日はスタメン。あれは信じられなかった」「（投打）両方を1人の選手が持っているというのは、ただただ特別な才能だ」とおののいた。山本についても「ヤマモトができることを考えてみても、（大柄ではない）サイズだけでもクレイジーだし、信じられない才能だよ。もっと彼のことを知るのが楽しみだ」と期待した。

「タイラー・グラスノーもいるんだ。このオフシーズンに3人ものトップ級のエースを獲得できたことは信じられない。そしてウォーカー・ビューラーもこの春季トレーニングに間に合う可能性があると思う。だからクレイジーなローテーションになるんじゃないか」

　大谷が登板できるのは2025年以降になる見通しなものの、レイズで今季10勝を挙げたグラスノーを獲得し、肘の手術をしたビューラーの早期復帰の可能性もあり、興奮を隠せない様子のトレイネン。「これだけの才能があるチームの一員になれることはありがたいことだ」と語った。