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チーム16冠の大谷翔平が退団…再建へ進むエンゼルス、大きすぎる穴を埋める次なる中心選手は?

米大リーグ・エンゼルスからフリーエージェント(FA)になっていた大谷翔平投手の新天地が、同じロサンゼルスを本拠地とするドジャースに決まった。気になるのは、大谷が去った後のエンゼルスの“惨状”だ。

大谷翔平【写真:ロイター】
大谷翔平【写真:ロイター】

今季の大谷はエンゼルスで投打の“16冠”

 米大リーグ・エンゼルスからフリーエージェント(FA)になっていた大谷翔平投手の新天地が、同じロサンゼルスを本拠地とするドジャースに決まった。気になるのは、大谷が去った後のエンゼルスの“惨状”だ。

 大谷は投打二刀流で本格稼働した2021年から、打撃と投手の複数部門でチームトップの成績を残してきた。今季は8月下旬に右肘を痛め投手としてはシーズン終了。さらに右脇腹を痛め、9月3日を最後に打者での出場もなかったものの、44本塁打、10勝はともにチームトップだ。今回のFA移籍で、大きすぎる柱を失ったことになる。

 今季の大谷は規定投球回数こそ満たせなかったものの、それでも実に16部門でエンゼルスのトップだった。さらに2位の選手とは大きな差がついている部門も多い。打撃では実に13部門中9部門の2位がブランドン・ドルーリー内野手だったものの、大谷の44本塁打に対し26本、打率.304に対しても.262と大きく引き離されている。主軸としての期待をかけるには少し心もとない。

 故障で82試合にしか出場できなかった32歳マイク・トラウト外野手、同じく43試合で2本塁打に終わった33歳アンソニー・レンドン内野手ら、高額年俸を受け取っている選手の奮起がチーム再建には必要となるのではないだろうか。

○大谷がエンゼルスでチームトップだった部門、カッコ内は2位の選手
試合…135(レンフロー、レンヒーフォ=126)
打数…497(ドルーリー=485)
得点…102(ドルーリー=61)
安打…151(ドルーリー=127)
三塁打…8(レンヒーフォ=4)
本塁打…44(ドルーリー=26)
打点…95(ドルーリー=83)
四球…91(トラウト=45)
盗塁…20(ベラスケス=13)
打率….304(ドルーリー=.262)
出塁率….412(ドルーリ=.306)
長打率….654(ドルーリー=.497)
OPS…1.066(ドルーリー=.803)

勝利…10(キャニング、サンドバル=7)
完投…1(記録なし)
完封…1(記録なし)

(THE ANSWER編集部)


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