大谷翔平の“986億円後払い”が可能になったワケ 米紙が指摘した「年72億円近い副収入」
米大リーグのドジャースが11日(日本時間12日)に獲得を発表した大谷翔平投手との契約は、10年総額7億ドル(約1014億円)の大半が契約満了後に支払われる後払いと報じられ、各方面に衝撃を与えた。米紙「ニューヨーク・ポスト」は大谷がこのような異例の契約を結べた理由を分析。「年間5000万ドル近くになるフィールド外での収益」の存在を指摘した。
ニューヨーク・ポストが報じた大谷異例契約の理由
米大リーグのドジャースが11日(日本時間12日)に獲得を発表した大谷翔平投手との契約は、10年総額7億ドル(約1014億円)の大半が契約満了後に支払われる後払いと報じられ、各方面に衝撃を与えた。米紙「ニューヨーク・ポスト」は大谷がこのような異例の契約を結べた理由を分析。「年間5000万ドル近くになるフィールド外での収益」の存在を指摘した。
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米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の報道によれば、大谷とドジャースは1年あたりの報酬7000万ドル(約101億4000万円)のうち、6800万ドル(約98億6000万円)を後払いにするという。来季から支払われるのは年200万ドル(約2億9000万円)だけとなる見込みで、契約が終了した後の2034年から2043年にかけて、残りが支払われるという。
「ニューヨーク・ポスト」はショウヘイ・オオタニはすでに大幅な繰延でドジャースを助けている」という見出しで、この契約について分析している。
記事はこの繰り延べ払いについて「まさに“前代未聞”のものとされ、年俸7000万ドルのうち6800万ドル(約97%)であることが明らかになり、ドジャースにとってこの契約は当初考えられていたよりもはるかに賢明なものとなる」と高く評価した。
大谷に契約期間内に支払われる年俸は、選手の価値に比して非常に少ないものとなる。記事はこのような契約が可能になった理由として「オオタニのフィールド外での収益は年間5000万ドル(約72億円)近くになると推測されており、このおかげで彼はこのような高額な繰延に同意できた」としている。
また一方で「オオタニは、6年前にエンゼルスに加入して初めてメジャーリーグに加わった時も、数年間は彼の価値のほんの一部しか稼げないことは分かっていたから、お金を気にしているようには決して見えなかった」と、大谷がそもそも、お金にあまり執着していないのでは、とも指摘している。
(THE ANSWER編集部)