噂のジェット機に乗っていた別人が反応

　米大リーグ・エンゼルスからフリーエージェント（FA）となっている大谷翔平投手について、早ければ日本時間9日にも来季所属先を決めると米記者が報道。その後はX（旧ツイッター）上で情報が錯綜していたが、大谷が搭乗していると噂されたトロント行きのプライベートジェットに乗っている人物が全くの別人だったと判明した。本人はSNSで「私はショウヘイ・オオタニではない」と認めてユーモア満点なコラ画像を投稿。海外フォロワーを「面白すぎる」「伝説になったね」と笑わせている。

　突然の騒動も笑い飛ばした。

　日本時間8日夜、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が「（来季所属先の）決断が差し迫っており、早ければ今日（同9日）の可能性もある」とXに投稿。ロサンゼルスからカナダ・トロントへ移動するプライベートジェットに乗っているのではないかとの噂が駆け巡った。しかし、実際は全くの別人。カナダ人の実業家ロバート・ハージャベック氏と彼の家族を乗せたもので、本人も自身のインスタグラムでこのように認めていた。

「今日、私と契約してくれたブルージェイズに感謝したい！　冗談はさておき…私はショウヘイ・オオタニではないし、彼は今日、私の飛行機には乗っていなかった！　どのようにして全てが始まってしまったのかは分からないけれど、ジェイズに電話して私の5歳の子ども（彼は飛行機に乗っていたし良い球を投げるぞ）と6億ドルで契約してくれるか見てみよう」

　ハージャベック氏は、ブルージェイズの帽子とユニホームをまとったコラージュ画像を添え、画像内には「契約　ドラゴンズ・デン（カナダのテレビ番組）の司会とMLBの本塁打王に輝いたベーブ・ルース以来の選手」と記すお茶目ぶり。翻弄された海外フォロワーからは「正直に言ってレジェンド級の投稿だ」「オオタニが契約したら始球式やらないとね」「投稿待ってたよ。期待通りだね」「爆笑した」「面白すぎる」「伝説になったね」と笑い声が漏れていた。

　大谷の新天地は、依然としてブルージェイズとドジャースが有力候補だと複数の米メディアが報じている。