QTファイナルステージ最終日

　国内女子ゴルフの2023年クォリファイングトーナメント（QT）ファイナルステージは1日、静岡県・葛城GC宇刈C（6421ヤード、パー72）で最終日が行われ、来季5年ぶりの日本ツアー復帰となるアン・シネ（韓国）はバーディーなし、3ボギーの75だったが、通算2アンダーの17位で前半戦の出場権を獲得した。

　出だし1番パー5でボギー。「それからずっと良くない状態が続いた」と前半で3つのボギーを叩いた。ただ後半はパープレーで17位。来季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスから出場できることとなり「優勝したような気持ちですし、それくらい大事だった」と喜んだ。「今日1日いいプレーが出来れば、来年は夢にまで見たレギュラーツアーでプレーできるんだなと思うとだんだん。緊張はすごくしました」とラウンド前からの心境も明かした。

　かつて「セクシークイーン」と呼ばれ、日本の女子ゴルフ界で一世を風靡した韓国人ゴルファーのアン・シネ。2017年から2019年にかけてJLPGAツアー21戦に出場。韓国KLPGAツアーではメジャー大会での1勝を含む通算3勝を記録している。11月には同ツアー「S-OILチャンピオンシップ2023」に出場していた。

「まだボーっとしていて、来年のスケジュールも分からない」としながら「ダイキンは今まで出てないので、出ることが凄く光栄。（日本では）いい思い出が多いので、フェアウェーを歩いたらその時の思い出が甦る。楽しみです」と来季を心待ちにしている様子。「今日はいっぱいお酒を飲む予定です」と喜びが溢れた。