CL初の100得点 C.ロナウド、偉業の裏にあった「ダイエット」と「ピーキング」
フィジカルトレーニングも再考、「ピーキング」考慮でスロー調整
以前からロナウドは自らの肉体に少々の重さを感じていたもようで、かつてピッチで見せていたような躍動感を常に発揮するために食事習慣を変えた結果、2016-17シーズンの開幕時点でロナウドの体重は今までの82キロから79キロと3キロの減量に成功したという。
また、フィジカルトレーニングの面でも再考。かつてはチームメートが心配するほどの強度で臨んでいたが、いわゆる「ピーキング」の部分を考慮するようになったという。それは、肉体的なピークをシーズン終盤に持っていくように意識し、スロー調整でトレーニングメニューを組み立てるようにしたのだといい、それによって筋肉量自体は減りながらも、ピッチでの動きにはしなやかさが生まれたとも指摘している。
ロナウドは今季序盤こそ欧州選手権で負った故障によって欠場した期間があったものの、復帰後はフィジカル的な問題を抱えずに戦い続けている。ジネディーヌ・ジダン監督のもとで史上初となるCL連覇を目指すチームにとって、トレーニングへの思考法を変えたエースの健在ぶりは、何よりも頼れるものであることは間違いない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer