アン・シネが狙う4年越しの夢 QT初日4位発進で見えた日本ツアー“復帰”「ここに来れたことに感謝」
国内女子ゴルフの2023年クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージが28日、静岡県・葛城GC宇刈C(6421ヤード、パー72)で始まり、アン・シネ(韓国)が初日5バーディー、2ボギーの69で回り、3アンダーで4位タイの好スタートを切った。コロナ禍からようやく戻ってくることができた日本の地。来季の出場資格を少しでも多く獲得するための戦いに感謝を示しつつ「このスコアで回ったことが信じられない」と驚きも見せた。
QTファイナルステージ初日
国内女子ゴルフの2023年クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージが28日、静岡県・葛城GC宇刈C(6421ヤード、パー72)で始まり、アン・シネ(韓国)が初日5バーディー、2ボギーの69で回り、3アンダーで4位タイの好スタートを切った。コロナ禍からようやく戻ってくることができた日本の地。来季の出場資格を少しでも多く獲得するための戦いに感謝を示しつつ「このスコアで回ったことが信じられない」と驚きも見せた。
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2023年JLPGAツアーのシード選手で翌年度のシード権喪失選手、2週前の大王製紙エリエールレディス終了時点のメルセデス・ランキング56位から70位までの選手に加え、QTファーストステージからの進出者など、104人に出場資格がある今回のファイナルQT。先週のファーストステージA地区を突破したアン・シネは強風の中でも崩れずに好発進を決めた。先週も最終日は強風だったが、その中でも満足いくプレーができたようで「その自信感が今日まで引き続き伸びてます」と納得のラウンドだった。
2019年のプロテストに合格。同年のQTでは25位で、翌年の前半戦の出場権は確保していたアン・シネ。しかし、年が明けるとコロナ禍で来日が困難な状況になった。その後は韓国ツアーにも出場せずに休養。その間、ゴルフは続けており「引退という言葉は口にしなかった」という。そんな中で「いけるんじゃないのか」という気持ちが芽生え、復帰に向けて練習を重ねた。先週挑戦したファーストステージを見事突破。「ファイナルに来れたことに感謝していますし、自分がファイナルでこのスコアで回ったというのが信じられない」と語った。
目標順位を聞かれると「1位になれればいいですけど、70位になってもいい気持ちには変わりません」と口にした。来日すればファンの歓迎を受け「また日本に帰ってきたいという気持ちにもなりますし、私が日本にきて試合に出ることを望んでいるんだなと思うと元気が出て力になります。2020年に見せられなかった姿を来年、もし見せられたらと」。再び躍動するシーンを思い描き、残り3日のプレーに挑む。
(THE ANSWER編集部)