退任するトスト代表を惜別する特製ヘルメットに広がる感動

　自動車レースのF1今季最終戦アブダビGPが今週末に行われる。アルファタウリの角田裕毅はこのレースを最後に退任するフランツ・トスト代表を惜別する特製ヘルメットを着用する。公開された実物に海外ファンは感動していたが、その波は日本のファンにも波及。「鳥肌が立つくらい良いヘルメット！！」「レース中にも映ってほしい」との声が広がっている。

　発端となったのは、角田のインスタグラム。英語でこうつづった。

「私のキャリアにおいて非常に重要な役割を果たしてくれたフランツに感謝するために、今週特別なヘルメットを作りたかった」

　合わせて掲載したのは1枚の写真。それはトスト代表の胸に抱かれ、満面の笑みを見せる角田の2ショットがデザインされたヘルメット。「私がアルファタウリに加入する前から彼はいつでも私を支援してくれて、私は彼から数多くのことを学んできた。一緒に素晴らしい最後のレースができることを願っています」と記した。

　恩師に対する角田の想いが見て取れる特製ヘルメットはアルファタウリ公式X（旧ツイッター）でも紹介され、「これは愛おしい」「オーケー、僕は今泣いている」「史上最高にキュート」などと反響が寄せられた。そして、時間を追うごとに角田のインスタグラムにも日本人の声が相次いでいる。

「鳥肌が立つくらい良いヘルメット！！」
「感動して泣きそう」
「なんて素敵なデザイン！」
「レース中に映ってほしい」
「素敵です！」
「めっちゃいい」
「素敵すぎてもらい泣き」
「キュンキュンします」
「最高のヘルメット」
「2人の関係性にとても感動しました」

　海外ファンも日本のファンも涙を誘った角田の粋な計らい。今季最終戦、強い覚悟を持って挑む。