「本当に失礼な行為」 世界最高峰バイクレースで愚行、並走レーサーに叩かれた被害者が非難
オートバイレースの世界最高峰カテゴリーのMotoGP(ロードレース世界選手権)第19戦カタールGPで、ライダー同士が小競り合い、頭を叩くという異例事態が発生し、その反響が拡大している。米スポーツ専門局は“被害者”となった選手の談話を紹介。「本当に失礼な行為」「他の競技者に対してあまりにも無礼」と非難している。
世界最高峰のMotoGPで発生した事件
オートバイレースの世界最高峰カテゴリーのMotoGP(ロードレース世界選手権)第19戦カタールGPで、ライダー同士が小競り合い、頭を叩くという異例事態が発生し、その反響が拡大している。米スポーツ専門局は“被害者”となった選手の談話を紹介。「本当に失礼な行為」「他の競技者に対してあまりにも無礼」と非難している。
事件が起こったのはカタールGPのFP2。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はコーナーの内側から抜いてきたフランコ・モルビデリ(ヤマハ)に激怒したようで、並走しながら思い切り頭を叩いた。エスパルガロは罰金と決勝レースの6グリッド降格(10番手→16番手)のペナルティー。海外ファンから「中学生みたいな振る舞い」「汚らわしい行動」と猛批判が巻き起こっていた。
米スポーツ専門局「FOXスポーツ」オーストラリア版は「MotoGPのスターがライバルを叩き大激怒…その後激しい衝突で骨折」との見出しで記事を掲載。本文では「モルビデリは『..彼はターン6で狂ったように私を追い越して、危うくクラッシュしそうになった』と語った」と“被害者”の談話を紹介した。
さらにモルビデリは「私を叩いてきて、彼はいつものように怒って悪い身振りをし始めたから、私は彼に気楽に行こうと伝えようとした」「私が彼に落ち着いて気楽に行こうと伝えた時、彼はみんなが見た通りのことをしてきた。あれは本当に失礼な行為だった」とも語り、一度はなだめようとしたものの、効果がなかったことに言及した。
エスパルガロの日頃の行いについても触れたモルビデリは「私たちはみんな彼には問題があると思っている。彼のキャリアで何回も何回もオーバーリアクションするのを見てきた。彼には誇るべきエピソードよりも恥ずかしいエピソードの方がたくさんある」とコメント。「彼が今日起こしたことは他の競技者に対してあまりにも無礼で、他のスポーツであればもっと違う扱いを受けただろう」と断罪している。
(THE ANSWER編集部)