[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

侍ジャパン、韓国に劇的逆転サヨナラでV2達成! 延長10回門脇V打、井端監督は胴上げ6度に歓喜

日本代表「侍ジャパン」は韓国を延長戦の末に4-3の劇的サヨナラで下し、第1回2017年大会に続く連覇を達成した。最大3人のオーバーエイジ枠を除き、24歳以下または入団3年目以内の選手で構成される今大会は予選から4戦全勝。井端弘和監督の就任後初となる国際大会だった。若き侍が死闘を制し、アジアの頂点に立った。

サヨナラ打を放った門脇誠、侍ジャパンはアジアプロ野球チャンピオンシップで優勝した【写真:荒川祐史】
サヨナラ打を放った門脇誠、侍ジャパンはアジアプロ野球チャンピオンシップで優勝した【写真:荒川祐史】

カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 決勝(19日、日本―韓国 東京ドーム)

 日本代表「侍ジャパン」は韓国を延長戦の末に4-3の劇的サヨナラで下し、第1回2017年大会に続く連覇を達成した。最大3人のオーバーエイジ枠を除き、24歳以下または入団3年目以内の選手で構成される今大会は予選から4戦全勝。井端弘和監督の就任後初となる国際大会だった。若き侍が死闘を制し、アジアの頂点に立った。

 日本は後攻。先発は今井達也(西武)で、坂倉将吾(広島)とのオーバーエイジ枠2人によるバッテリーになった。初回から150キロ超えを連発。2死から3番ユン・ドンヒに右前打を許すも、今季KBOリーグで31本塁打、101打点の2冠王となった4番ノ・シファンを捕邪飛に打ち取った。

 韓国先発は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場した右腕クァク・ビン。日本は初回2死から3番・森下翔太(阪神)が中前打で出塁するも、4番・牧秀悟(DeNA)が見逃し三振に倒れた。

 今井は2回、2死から四球と安打でピンチを迎えるも9番チェ・ジフンを左飛に打ち取る。その裏、侍ジャパンは6番・万波中正(日本ハム)の右翼フェンス直撃の二塁打と2四球で2死満塁の好機を作り、1番・藤原恭大(ロッテ)が鋭い打球を放つも右飛に終わった。

 3回、四球と一塁手・牧の犠打失策でピンチを迎えた今井は、1死から4番ノ・シファンに左中間を破る2点二塁打を浴びて先制を許す。裏の攻撃で日本もチャンスを作ったが無得点だった。4回は互いに走者を出すも無得点。

 5回、日本は2番手・根本悠楓(日本ハム)が3人でピシャリ。するとその裏、牧が左翼席へ反撃のソロ本塁打。代表唯一のWBC戦士が反撃ムードを作った。根本は6回も無安打2奪三振の快投。裏の攻撃で先頭の万波が一塁線を破る二塁打を放ち、門脇誠(巨人)の一犠打で1死三塁。佐藤輝明(阪神)の中犠飛で2-2の同点に追いついた。

 終盤、7回はともに無得点。日本は8回のマウンドに3番手の桐敷拓馬(阪神)を送り、内野安打を許すも無失点に抑えた。その裏、万波の3安打目となる右前打などで2死一、二塁のチャンスを作るも、代わった左腕チェ・ジミンに抑えられた。9回はともに無得点で決着がつかず、無死一、二塁から始まるタイブレーク方式での延長戦に突入した。

 10回、田口麗斗の後を受けた5番手・吉村貢司郎(ともにヤクルト)が先頭打者の2番キム・ドヨンを遊ゴロ併殺打に仕留める。韓国側がチャレンジするも判定は覆らず2死三塁。しかし、3番ユン・ドンヒに中前打を打たれて1点リードを奪われた。諦めない侍ジャパンはその裏、1死満塁から坂倉が犠牲フライ。さらに2死満塁から門脇が左前にサヨナラタイムリーを放ち、一塁上で歓喜の輪を作った。井端監督は胴上げで6度宙を舞い、喜びの表情を浮かべた。

 2017年以来、6年ぶり2度目の開催となった今大会で連覇を達成。今年はWBCで大谷翔平、ラーズ・ヌートバーらを擁して3大会ぶり3度目の世界一を掴んだ。あの歓喜から8か月。侍ジャパンは優勝に始まり、優勝に終わる2023年となった。

■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
11月16日 台湾 0-4 日本
11月17日 日本 2-1 韓国
11月18日 豪州 0-10 日本(8回コールド)
11月19日 日本 4X-3 韓国(延長10回)

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集