大谷翔平の母校にあった日本野球“強さの秘密” 韓国紙が文武両道に驚愕「人生の筋肉を重要視」
今季、米大リーグで初の本塁打王に輝き、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手の出身校、岩手・花巻東高に、韓国から熱い視線が注がれている。野球だけにとどまらない指導を韓国紙が「メジャーリーグMVPと東大生を輩出した日本の田舎の学校の秘密」といった記事を掲載。プレーと勉学を両立させようとする姿勢に驚き、「日本野球の力」と絶賛している。
大谷翔平の「後輩たちは別の意味での二刀流なのだ」
今季、米大リーグで初の本塁打王に輝き、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手の出身校、岩手・花巻東高に、韓国から熱い視線が注がれている。野球だけにとどまらない指導を韓国紙が「メジャーリーグMVPと東大生を輩出した日本の田舎の学校の秘密」といった記事を掲載。プレーと勉学を両立させようとする姿勢に驚き、「日本野球の力」と絶賛している。
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16日から「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」が開幕するのを前に、日本野球の“強さの理由”が注目されているようだ。全国紙「韓国日報」が「Kスポーツの没落、Jスポーツの飛翔」と題して、韓国と日本のスポーツ界を比較する連載で触れている。
花巻東高を訪れた記者は「野球場の裏側に、1坪あまりのコンテナがあった。コーチングスタッフが選手の練習を見たりするときに使う空間なのだろうか」と不思議がっている。これは、東大を目指した部員が野球をしながら勉強できるように作った空間なのだという。
同高野球部から初めて東大に合格した大巻将人外野手のことだ。記事は「田舎の高校の野球部が、メジャーリーグのMVPと東大合格生の両方を輩出したのだ。監督が野球だけうまくなれとは言わず、全ての選手が運動だけに命をかけない雰囲気。日本野球の力は、学業と運動の一方だけを強要しない教育環境から出てくる」と、野球の強豪校が勉学との両立を果たしている事実に驚いている。
さらに花巻東の全校生徒721人のうち、84%が運動部に所属していることを紹介。「投手と打者を兼業する大谷の別名が二刀流だが、彼の後輩たちは別の意味での二刀流(学業・運動並行)なのだ」とした。