「合図を送ったらアナウンスして!」 15年前に球場爆笑の珍事、ロッテ谷保さん業務放送の舞台裏
プロ野球・ロッテの本拠地ZOZOマリンで33年間、場内アナウンス担当を務めた谷保恵美さんが今季で引退。語尾を伸ばす独特の選手アナウンスで野球ファンからも愛された。レギュラーシーズン最後の試合の舞台裏に密着した動画が球団公式YouTubeチャンネルに公開されると、200万再生を超える異例の大反響に。動画内で元ロッテ選手が振り返った15年前の珍事について、谷保さんは「本当によく覚えています(笑)」とその裏側を教えてくれた。
谷保さんが2008年に行ったアナウンスが話題に
プロ野球・ロッテの本拠地ZOZOマリンで33年間、場内アナウンス担当を務めた谷保恵美さんが今季で引退。語尾を伸ばす独特の選手アナウンスで野球ファンからも愛された。レギュラーシーズン最後の試合の舞台裏に密着した動画が球団公式YouTubeチャンネルに公開されると、200万再生を超える異例の大反響に。動画内で元ロッテ選手が振り返った15年前の珍事について、谷保さんは「本当によく覚えています(笑)」とその裏側を教えてくれた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
10月7日のオリックス戦。今季の本拠地最終戦で、谷保さんにとって33年間のアナウンス担当人生でレギュラーシーズン最後の1日だった(その後CSでも担当)。試合前、ベンチで広報カメラに谷保さんの思い出を聞かれた大塚明コーチは「よく言われるのが、ユニホーム間違えの時」と振り返った。
2008年、ある日の試合前。マリンスタジアムの外野にいた現役時代の大塚コーチに、谷保さんからアナウンスがあった。
「お呼び出し致します。大塚選手、大塚選手、ユニホームが違います」
一人だけ違うユニホームを着ていたことに気付かず、アナウンスを聞いてハッとした大塚コーチ。自身のユニホームを確認し、苦笑いを浮かべた。集まっていたファンから爆笑と拍手が沸き起こった当時の映像も公開されたYouTube動画で、大塚コーチは懐かしそうに思い出を語っていた。
このシーンについて谷保さんに聞くと、大塚コーチのユニホーム間違いに気付いていた西岡剛氏が「合図を送ったらアナウンスして下さい!」と放送室前で谷保さんに注文。守備練習中に異例のアナウンスを行うことになったという。「守備練習中にアナウンスを入れるなんて初めての事でしたので、ふざけられないですし『業務放送~』と入れました。本当によく覚えています(笑)」と懐かしそうに振り返っていた。
「ありがとう谷保さん。サプライズセレモニーにカメラが接近!」のタイトルで公開された動画は、3日に200万再生を突破する異例の大反響。球団を通じて「本当にビックリですし、嬉しいです。温かいコメントも沢山いただきまして本当に、本当に幸せな33年間だったなあと改めて思いました。ファンの皆様、ご視聴ありがとうございました。千葉ロッテマリーンズのYouTube動画は面白いものばかりなので、これからもぜひご覧ください」とコメントしている。
(THE ANSWER編集部)