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医学部6年生の147km右腕は指名ならず ドラフト前に注目、整形外科医目指す群馬大・竹内奎人

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、全選手の指名が終了。国立の群馬大医学部医学科6年生で、準硬式野球部に所属し、注目された147キロ右腕・竹内奎人投手は指名されなかった。

群馬大の竹内奎人【写真:本人提供】
群馬大の竹内奎人【写真:本人提供】

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、全選手の指名が終了。国立の群馬大医学部医学科6年生で、準硬式野球部に所属し、注目された147キロ右腕・竹内奎人投手は指名されなかった。


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 静岡高時代はDeNA入りした池谷蒼大投手とともに主戦級で、2017年センバツで甲子園のマウンドも経験。整形外科医を志し、群馬大医学部医学科に現役合格した。準硬式野球部に所属し、病院実習も含めた学業と部活を両立。最速147キロを記録するまでになった。

 3年生だった2020年秋に右肘に手術を受けたが、その翌日に高校時代の同級生・池谷がドラフト指名され、一念発起。群馬大のグラウンドで週2回と、前橋でグラウンドを借りて1回の週3回だけという環境ながら己を磨き、この秋にプロ志望届も提出した。

 野球をやり切ったら、一旦封印した整形外科医への道を再び歩み始める予定。2月の国家試験合格を目指し、卒業後は野球に没頭する。引退後に研修医となる考えで、ドラフトに向けて、事前の「THE ANSWER」の取材にはこう語っていた。

「このまま医師として就職すれば、生活は保障されるかもしれない。でも、それを取らずにチャレンジすることに不安はあまりありません。逆に、野球を続けなかったら後悔することだけは分かっているので」

 ドラフト指名されなくても、クラブチームや独立リーグのトライアウト受験も視野に、本気で野球ができる環境を求める意向を示していた竹内。医学部でも医学科出身選手ならプロ野球界初の快挙だったが、この日が決して終わりではなく、挑戦は続く。

(THE ANSWER編集部)


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