アジア女王・平野美宇、韓国OP8強入り 世界23位の韓国選手アウェーで圧倒
卓球の韓国オープン(仁川)は21日、女子シングル2回戦で世界ランク11位の第5シード・平野美宇(エリートアカデミー)がヤン・ハウン(韓国)を4-0(11-3、11-9、11-6、●-●)で下し、8強進出。世界ランク23位の実力選手を難なく退け、アジア女王の貫録を見せつけた。
女王の貫禄、2戦連続4-0ストレート勝ちで準々決勝進出
卓球の韓国オープン(仁川)は21日、女子シングル2回戦で世界ランク11位の第5シード・平野美宇(エリートアカデミー)がヤン・ハウン(韓国)を4-0(11-3、11-9、11-6、11-6)で下し、8強進出。世界ランク23位の実力選手を難なく退け、アジア女王の貫録を見せつけた。
第1セットから強烈なスマッシュを繰り出し、持ち前の積極的な攻めで世界ランク23位のヤンを11-3と圧倒。第2セット以降も相手がポイントを取ると、地元の客席から大きな拍手が飛んだが、臆することなく攻め抜いた。ストレートで下し、準々決勝に駒を進めた。
アジア選手権で史上最年少優勝を達成。準々決勝からリオ五輪金メダルで世界ランク1位・丁寧、前回覇者で同2位・朱雨玲、同5位・陳夢と格上の中国勢から3戦連続で金星を挙げ、1月に史上最年少で全日本女王となった17歳が、日本勢21年ぶりのアジアの頂点に輝いた。
完全アウェーの卓球王国で、日本の天才少女が見せた躍進に国際卓球連盟(ITTF)サイトで「中国人選手の独占状態を終わらせた」と称賛され、今大会も第5シードながら優勝候補の本命に挙げられていた。
今大会、石川佳純(全農)とのペアで挑んだダブルスは準々決勝で敗れたが、シングルでは1回戦で世界ランク78位のリン・イエ(シンガポール)にストレート勝ち。さらに準々決勝進出を決め、“中韓制覇”まであと3勝とした。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer