韓国女子バスケは日本に「学ばなければいけない」 完敗の韓国選手が称賛「日本の選手に聞いたら…」【アジア大会】
中国・杭州で行われているアジア大会で3日、女子バスケットボールの準決勝が行われ、日本が韓国に81-58で圧勝し決勝へ進んだ。試合後、この大会を最後に代表から退く意思を示している韓国のキム・ダンビに、日本の選手が花束を渡して話題となったが、本人の試合後のコメントを韓国紙が紹介。近年の日本代表の躍進を称えている。
キム・ダンビがライバル日本の進化に脱帽
中国・杭州で行われているアジア大会で3日、女子バスケットボールの準決勝が行われ、日本が韓国に81-58で圧勝し決勝へ進んだ。試合後、この大会を最後に代表から退く意思を示している韓国のキム・ダンビに、日本の選手が花束を渡して話題となったが、本人の試合後のコメントを韓国紙が紹介。近年の日本代表の躍進を称えている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
日本に23点差で敗れた試合後、代表を引退するキム・ダンビは韓国代表チームの今後に危機感を抱くコメントを残している。韓国紙「中央日報」は「私は日本に逆転された選手」と題して、キム・ダンビの言葉を掲載した。
日本との準決勝では11得点、6リバウンドを記録したキム・ダンビは、試合後のインタビューで「私たちが知らなければならないのは『国内で上手い選手でも、最高ではない』ということ」「私も『これくらいでいいや』と考えてしまったことで、停滞した面がある」と韓国代表の後輩たちに厳しい言葉を投げかけている。
記事では「韓国はこの日、日本に点差と試合内容の面で一方的に押される完敗だった」と試合を評している。その上でキム・ダンビは「日本の選手に聞いてみたら『常に練習と競争で出し切っているので、試合になれば楽なんです』と言っていた」「いつもそんな競争に勝って出てきた選手たち」と、2021年の東京五輪で銀メダルを獲得したチームの雰囲気を称えている。
さらに「後輩たちは、国内リーグではたくさんの給料をもらっているが、こういう国際大会に来ればこの程度」「常に自分が最高ではないと考えて、学ばなければならない。そういう心で次は日本に勝つことを願っている」と今後に期待している。
キム・ダンビが20歳で出場したチェコでのワールドカップを最後に、韓国は日本に抜かれたとの見方があるのだという。同紙は「後輩は努力を続けて、日本に再び勝てる代表チームになればいい。今度はお互いに競争してぶつかり、引退の日までもっと学び、努力する姿勢になれば、国際大会で今よりはるかに強くなれるだろう」という言葉で、韓国代表の奮起を促した。
(THE ANSWER編集部)