「怒り狂った北朝鮮サッカー」 大荒れ日本戦に香港紙も驚きの報道、監督は「不思議な弁明」【アジア大会】
中国・杭州で行われているアジア大会は1日、男子サッカー日本代表が準々決勝で北朝鮮と対戦。2-1で勝利し、準決勝進出を決めた。北朝鮮に6枚のイエローカードが提示され、試合後には主審に詰め寄るなど大荒れの展開が海外ファンからも批判されるなど波紋を呼んでいるが、香港英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」も「怒り狂った北朝鮮サッカー選手が日本戦に敗れた後に審判を襲撃」との見出しをつけた記事でこの試合を驚きをもって報じた。
杭州アジア大会・男子サッカー準々決勝
中国・杭州で行われているアジア大会は1日、男子サッカー日本代表が準々決勝で北朝鮮と対戦。2-1で勝利し、準決勝進出を決めた。北朝鮮に6枚のイエローカードが提示され、試合後には主審に詰め寄るなど大荒れの展開が海外ファンからも批判されるなど波紋を呼んでいるが、香港英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」も「怒り狂った北朝鮮サッカー選手が日本戦に敗れた後に審判を襲撃」との見出しをつけた記事でこの試合を驚きをもって報じた。
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MF佐藤恵允に後ろからスライディングタックルを食らわせるなど、ラフなプレーで6枚のイエローカードが提示された北朝鮮。試合終了のホイッスルが鳴っても大荒れだった。複数の選手が主審に詰め寄り、手を払いのけるなど怒りを露わに。係員が北朝鮮選手と審判の間に入り、見つめた日本の選手は戸惑いの表情を浮かべていた。
「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」の記事では「試合後に北朝鮮の怒りが沸騰した」と問題のシーンを紹介。日本の決勝点となったPKの判定に納得いかなかったとして「怒り狂った北朝鮮のサッカー選手たちがルスタム・ルトフリン主審に暴力を振るった」と記した。
試合終了のホイッスルが「カオスのシーンの引き金」になったと、キム・ギョンソクと主将チャン・クッチョルが先頭に立つようにしてウズベキスタン人のルトフリン審判を威嚇するように詰め寄った場面を描写。「ルトフリンは暴徒から退く際に強く押され、副審が怒り狂ったキムを制止した」「警備の職員が駆けつけ、そこには北朝鮮のシン・ヨンナム監督も加わっていた」と伝えた。
韓国紙「中央日報」によると、シン監督は試合後「間違った宣告に、選手たちが少し興奮したのは事実」「主審が公正でなければ、サッカーに対する侮辱だと思う」と選手を擁護するコメントを残したという。「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」も同監督のコメントを伝えながら「不思議な弁明」と疑問を抱いた様子だった。
この試合、後半27分過ぎのプレーが止まっているタイミングでは、DFキム・ユソンが日本スタッフから給水ボトルを強奪し、拳を振り上げて威嚇するシーンもあった。
(THE ANSWER編集部)