サッカー北朝鮮の審判団威嚇を監督は擁護 日本戦主審を批判「間違った宣告に選手が少し興奮した」
中国・杭州で行われているアジア大会で、サッカー北朝鮮代表チームの行動が物議を醸している。1日に行われた男子準々決勝で日本に1-2で敗れると、試合終了直後に複数の北朝鮮選手が審判に詰め寄り、威嚇するかのような場面が。韓国メディアの報道によると、北朝鮮の監督は試合後の会見でこの行動を擁護したという。
杭州アジア大会、日本と北朝鮮の試合は大荒れに
中国・杭州で行われているアジア大会で、サッカー北朝鮮代表チームの行動が物議を醸している。1日に行われた男子準々決勝で日本に1-2で敗れると、試合終了直後に複数の北朝鮮選手が審判に詰め寄り、威嚇するかのような場面が。韓国メディアの報道によると、北朝鮮の監督は試合後の会見でこの行動を擁護したという。
韓国紙「中央日報」は「8強で日本に敗れた北朝鮮…審判を押して激烈抗議も」という見出しで報じている。
試合は1-1で迎えた後半33分、日本が得たPKをMF松村優太(鹿島)が決めて決勝点となった。試合中から荒いプレーが目立った北朝鮮には、計6枚のイエローカードが出されただけでなく、試合終了を告げるホイッスルとともに複数の選手が主審に詰め寄り怒りをぶつけた。顔を近づけての威嚇や手を払いのける場面もあった。
「中央日報」は「北朝鮮の選手たちはこの日、試合終了の笛が鳴ると審判に向かって脅すかのような姿を見せた。日本の決勝点につながったペナルティキックの判定に強く抗議したのだ。一部の選手は激怒し、他の審判を身体と腕で押したりもした」とこの場面を報じている。
さらに、北朝鮮のシン・ヨンナム監督は、試合後の公式会見でこの場面についての質問が出ると「間違った宣告に、選手たちが少し興奮したのは事実」「主審が公正でなければ、サッカーに対する侮辱だと思う」と選手を擁護したという。
北朝鮮は後半27分過ぎのプレーが止まっているタイミングで、選手が日本の治療スタッフから給水ボトルを強奪し、拳を振り上げて威嚇するという暴挙。世界のファンからも批判を浴びている。
(THE ANSWER編集部)