卓球・張本美和&木原美悠ペア、大金星で銅メダル以上確定! 世界最強中国ペアを撃破「最後まで攻めの気持ちで」
杭州アジア大会・卓球は30日、女子ダブルス準々決勝に張本美和、木原美悠ペアが出場。世界大会2連覇の中国・孫頴莎、王曼昱ペアを3-1で撃破。15歳の張本、19歳の木原がシングルス世界ランク1位の孫、同3位の王のペアを撃破するという大金星を挙げ、銅メダル以上が確定した。
杭州アジア大会・卓球女子ダブルス
杭州アジア大会・卓球は30日、女子ダブルス準々決勝に張本美和、木原美悠ペアが出場。世界大会2連覇の中国・孫頴莎、王曼昱ペアを3-1で撃破。15歳の張本、19歳の木原がシングルス世界ランク1位の孫、同3位の王のペアを撃破するという大金星を挙げ、銅メダル以上が確定した。
地元・中国のファンが詰めかけ、「加油!」の大声援が降り注がれるアウェーの雰囲気の中、日本の若き2人が大金星を掴んだ。第1ゲーム、いきなり互角以上に打ちあって11-9と先取。第2ゲームは女王の貫禄を見せつけられて5-11で落としたものの、第3ゲームは11-7で奪い、メダル確定に王手をかけた。
迎えた第4ゲームでは、いきなり張本のスマッシュが決まって日本が先制。中国も実力を見せるが、ミスもあって日本が6-3とリードした状況で中国がタイムアウト。中国はここから地力を見せ、5連続ポイントを奪うが、張本が見事なレシーブで勢いを止めた。9-9と同点で迎えた場面で、会場は中国ファンの大声援。これをものともせず、またも張本が得点を奪ってマッチポイントを迎えると、最後もポイントを奪って11-9。3-1で勝利した2人はガッツポーズを作り、ハグで喜び合った。
張本は試合後のインタビューで「団体戦では負けてしまったんですけど、リベンジの気持ちをもって挑めて勝つことができてうれしい」と喜びを口にし、「一日一日重ねることに、コンビネーションがよくなってきた。ラリーに対応することができて良かった」と手ごたえを語った。
木原は「中国選手と対戦するときは攻める気持ちが一番大事。最初から最後まで攻める気持ちでやっていた」と笑顔を見せた。張本は「しっかり調整して、ここまで来たからには目指すは優勝」と語り、木原も「ここまで来たからには優勝を目指して頑張る」と決勝へ向けて意気込んだ。
日本勢の女子ダブルスのメダル獲得は、福原愛・石川佳純ペア、藤井寛子・若宮三紗子ペアが銅メダルを獲得した2010年の広州大会以来、13年ぶりとなった。準決勝では、韓国ペアと台湾ペアの勝者と対戦する。
(THE ANSWER編集部)