大谷翔平は「野球選手の考え方を変えた事が凄い」 五十嵐亮太が感銘を受けた今季ベストHRとは
米大リーグで今季44本塁打を放ったエンゼルス・大谷選手のベストホームランを元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏が選出した。「ABEMA」生放送で7月28日(日本時間29日)の敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダー第2戦で放った38号ソロを選び、「今シーズンをある意味、象徴している」と理由を述べた。
7月のタイガース戦で放った38号ソロを選出
米大リーグで今季44本塁打を放ったエンゼルス・大谷選手のベストホームランを元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏が選出した。「ABEMA」生放送で7月28日(日本時間29日)の敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダー第2戦で放った38号ソロを選び、「今シーズンをある意味、象徴している」と理由を述べた。
大谷は第1試合に二刀流で先発登板し、メジャー初完投初完封で9勝目を挙げた。40分後に始まった第2試合で、前の試合から2打席連続アーチとなる38号を放った。全米メディアに衝撃が走った二刀流デーとなったが、この本塁打で大谷が脇腹の痙攣を訴え、その後調子を崩した。それを踏まえ、五十嵐氏は「もちろん、ホームランは素晴らしいけど、疲れがピークのときに放った一打で、いろんなことを考えさせられた」と語った。
一方で、投手と野手を1日でこなす過酷さを力説。「先発ピッチャーに聞いてみたんです。試合を投げ終わった後にこんなことできるのかと聞くと『絶対無理。体がもたない』と言うんです」と証言した。本塁打王の可能性については「松井秀喜さんの記録を塗り替えて本塁打王になる日本人選手がいるという可能性があると思うと、(他の選手たちの)練習の取り組み方も変わってくると思う。野球選手の考え方を変えたことがすごい」と感心した。
大谷は右肘の手術を受け、来季は二刀流ではなく打者に専念する見込み。五十嵐氏は「もっと高いパフォーマンスを発揮するのでは」と期待した上で「もともとのポテンシャルが高いから、DHだけだと体が衰えていくと思う」とも指摘。ある程度、ボールを投げられる状態になったら「肩・肘の状態次第で野手としてのプレーをするのでは」と想像を膨らませた。
(THE ANSWER編集部)