30日にパリ五輪予選兼W杯が開幕

　バレーボール男子の2024年パリ五輪予選兼ワールドカップ（W杯）は30日に東京・代々木第一体育館で開幕する。今年6～7月に行われたネーションリーグ（NL）で大会史上初の銅メダルを獲得し、五輪出場権獲得への期待が高まる中、五輪公式サイトは予選での「注目すべき10人」をピックアップ。日本のエース・石川祐希のNLでの活躍に脚光を浴びせている。

　今や世界のバレー界で最も注目を集めるチームの一つとなった日本。NLでの躍進はライバル国に脅威を与えただけでなく、日本選手の自信も高める結果となった。久しぶりの国内での試合となった25日の強化試合・カナダ戦も、貫禄すら漂わせる内容で3-1と完勝。W杯初戦のフィンランド戦に向けて弾みをつけた。

　日本が入ったプールB（8チーム出場）では上位2チームに五輪出場権が与えられる。厳しい戦いが予想される中、五輪サイトは「ウィルフレド・レオンからユウキ・イシカワまで：バレー男子パリ五輪予選で注目すべき10人のスター」と題した大会の展望記事を掲載。「最高のセッターから最もパワフルなヒッターまで、五輪予選で目を離さないでおくべき10人の選手を10チームから紹介する」と記し、日本の主将を務める石川に注目した。

　同サイトではまず石川を「日本のスター」と紹介。「イシカワ・ユウキは今年のネーションズリーグで合計275得点を集めて得点王に浮上し、ベストアウトサイドスパイカーにも選ばれた」と得点力の高さを伝えている。さらに「先月にはチームを10度目となるアジア選手権制覇に導き、MVPの栄誉を得た」と8月にイランで行われた大会での活躍にも触れている。