柔道の韓国女子が犯した“顔面張り手敗退”に中国物議 ネット指摘「叩かれた選手は顔から血が…」【アジア大会】
24日に行われた杭州アジア大会の柔道女子48キロ級で思わぬアクシデントが発生し、地元・中国メディアも驚きをもって伝えている。相手の顔に手が入り、非スポーツマン行為によるゴールデンスコア3つ目の指導を受けて一本負け。中国メディアは「あっという間に(中国国内で)検索ランキング1位に」と伝え、開催国のネット上で「叩かれた選手は顔から血を流していた」などと物議を醸しているという。
アジア大会の柔道女子48キロ級
24日に行われた杭州アジア大会の柔道女子48キロ級で思わぬアクシデントが発生し、地元・中国メディアも驚きをもって伝えている。相手の顔に手が入り、非スポーツマン行為によるゴールデンスコア3つ目の指導を受けて一本負け。中国メディアは「あっという間に(中国国内で)検索ランキング1位に」と伝え、開催国のネット上で「叩かれた選手は顔から血を流していた」などと物議を醸しているという。
準決勝のイ・ヘギョン(韓国)―アビバ・アブジャキノワ(カザフスタン)戦。残り1分30秒、組み手争いで出したイの右手がアブジャキノワの顎に入った。アブジャキノワは顔をしかめて痛がり、イは手を挙げて詫びるジェスチャーを見せた。しかし、ゴールデンスコアに突入し、2分を過ぎたところで指導を2つもらったイが再び同様の行為で相手の顔に手を入れた。アブジャキノワはその場にうずくまり、左目の下に出血したような赤く腫れた痕が見られた。
およそ1分中断し、アブジャキノワが位置に戻った後、イには非スポーツマン行為による3つ目の指導が与えられた。これにより一本負けが決まったイは故意ではないとの想いがあったのか、呆然とした様子。歩み寄ったアブジャキノワに握手を求められても、その場に立ち尽くすのみ。コーチも大きな声を上げて抗議し、納得がいかない様子だった。結局、アブジャキノワが去った後もイは一人で30秒以上居座り、審判に礼を促されて、ようやく畳を降りた。
中国メディア「紅星新聞」は「48キロ級の準決勝で騒ぎがあった。韓国のイ・ヘギョンがゴールデンスコアで、カザフスタンのアビジャキノワの顔に張り手を入れ、スポーツマンシップに反する行為と判定され、指導が累計3回に。そのまま試合に敗れた」と報道。イの行為を「張り手」と表現した。さらに「この出来事はあっという間に検索ランキング1位となった」と報道。地元・中国のネット上も賑わせる事態となった様子だ。
同じく「澎湃新聞」もこの出来事を報道しており、「紅星新聞」と合わせて紹介された中国のネット上の声には以下のようなものがあったという。「プロの選手だったら、こんなにレベルのミスをするわけない。絶対故意ではないと思う。私はうっかり手が滑ったのでは。相手の選手もちょっと大げさだった。韓国選手は困惑していた」というイに対する同情・擁護もあったが、多くは批判的な声が占めた様子だ。
「かなりひどく叩いていたと思う。叩かれた選手は顔から血を流していたように見えた」「ぼんやりしていて手が滑ったんじゃないか」「焦っていて平手打ちをした?」「試合の規則は守らないとね」「反則したら、罰を受けるのは当然だ」などの声が紹介されていた。敗れたイはメダルを逃し、アブジャキノワは決勝で角田夏実に敗れたものの、銀メダルとなった。
(THE ANSWER編集部)