千賀滉大がサイ・ヤング賞と新人王のW候補の理由 防御率、WAR…米放送局が並べた「数字」の根拠
米大リーグ・メッツの千賀滉大投手を新人王とサイ・ヤング賞の候補として推す声が米メディアから挙がっている。防御率や奪三振率、被本塁打数などリーグ有数の数字を残している指標を列挙。「メッツは今新たなエースを得た。シーズンの終わりには、1つではなく2つの名声ある栄誉を獲得する会話にしっかりと入ってくる」と断言している。
FOXスポーツが特集「力強い主張をしている」
米大リーグ・メッツの千賀滉大投手を新人王とサイ・ヤング賞の候補として推す声が米メディアから挙がっている。防御率や奪三振率、被本塁打数などリーグ有数の数字を残している指標を列挙。「メッツは今新たなエースを得た。シーズンの終わりには、1つではなく2つの名声ある栄誉を獲得する会話にしっかりと入ってくる」と断言している。
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20日(日本時間21日)、敵地マーリンズ戦に先発した千賀は6回7安打2四球3三振で2失点の粘投。8-3の勝利に貢献し、12勝目(7敗)を挙げた。新人ながらチームで唯一、規定投球回に到達。勝利数、防御率(2.96)、奪三振数(194)、投球回(161回1/3)などでチームトップの成績を残している。
米スポーツ専門局「FOXスポーツ」はこの日の試合前に「メッツのコウダイ・センガがサイ・ヤング賞と新人王へ力強い主張をしている」と題する記事を掲載。開幕の時点では「私たちは新人のセンガに何を期待すべきかあまり分かっていなかった」と振り返りつつ、「次の7か月で、彼はこれらの未知のものに答えを出した」と称賛。新人王だけでなく、サイ・ヤング賞の候補ですらあると主張した。
根拠として列挙したのが千賀が残している成績。この日の試合前の時点で被打率(.203)、9回あたりの奪三振率(11.07)、被本塁打率(0.81)はリーグ4位。規定に到達している投手の中では被本塁打数は2番目に少ないという。同3位だった防御率は、この日2位に浮上。リーグ2位、メジャー4位の残塁率79%に示されるように、「プレッシャー下でも落ち着き、ピンチを抜け出す投球に優れている」と称えられている。
イニング数の少なさを懸念点として挙げているものの、「それだけでは彼を会話から外すのに十分ではない」と力説。控えレベルの選手の出場時と比較してどれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標「WAR」でも、米データサイト「ベースボール・リファレンス」算出の数字は投手の中でリーグ3位の数字だと伝えた。
奪三振数はナ・リーグの他の新人投手と比べて倍以上の差をつけており、「現在のペースなら、彼は過去100年間の新人による奪三振数でトップ10に入る」と言及。「メッツは今新たなエースを得た。シーズンの終わりには、1つではなく2つの名声あるMLBの栄誉を獲得する会話にしっかりと入ってくる」と言い切った。
(THE ANSWER編集部)