大谷翔平が片づけたロッカーの舞台裏 偶然居合わせた守護神も衝撃「何が起きてる?と言ったら…」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が16日(日本時間17日)の本拠地タイガース戦でベンチから試合を観戦。この日、右脇腹痛のため負傷者リスト(IL)入りが発表され、残り試合の欠場が決まったが、その予兆となったのは前日に大谷のロッカーがすべて片づけられたこと。米メディアも騒然となったが、一夜明けた同僚たちは心境を変わり、偶然居合わせた選手がやりとりを明かした。
IL入りで今季終了、前日に突然片づけられていたロッカー
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が16日(日本時間17日)の本拠地タイガース戦でベンチから試合を観戦。この日、右脇腹痛のため負傷者リスト(IL)入りが発表され、残り試合の欠場が決まったが、その予兆となったのは前日に大谷のロッカーがすべて片づけられたこと。米メディアも騒然となったが、一夜明けた同僚たちは心境を変わり、偶然居合わせた選手がやりとりを明かした。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「金曜日の夜、エンゼルスタジアムでオオタニのロッカーが空になっている光景は衝撃だった。それは全ての野球ファンや世界中のオオタニの熱狂的ファンにとってだけではなかった」とした上で「クラブハウスに戻ってきたチームの人たちにとっても衝撃だった」と選手たちにとっても驚きが大きかったことを伝えた。
ただ、違ったのはクローザーのカルロス・エステベス投手。試合序盤はロッカー付近にいるところが多く、大谷が荷物を片付けている場面を目撃した。エステベスは「ヘイ、何が起きてるんだい?」と声をかけると、翌日に公表される事実を伝えられたという。そして、大谷に対して「君がやることを本当に尊敬している。これをする人を見るのは本当にアメージングなことだ。変わらないで。そのままでいてくれ」と労ったという。
記事によると、この日は多くの選手が大谷とのお気に入りの思い出を報道陣に問われたという。捕手のローガン・オホッピーは開幕戦で投球を受けたこと、仲の良い投手のパトリック・サンドバルは最初は野球だけだった会話の内容が人生にまつわるものに変わり友情に発展していったこと、エステベスは2人でアニメ愛を共有したことなどについて明かしたという。
記事では「たとえ誰も大声では言わなくても、それは確実に時代の明確な終わりのように感じられた。彼がエンゼルスの一員であることと、そうでないことの一線が引かれていた」と表現。今オフにFAとなる大谷がもうエンゼルスでプレーすることがないことを覚悟する空気もあったという。サンドバルは「彼の荷物が全部なくなっているのを見るのは間違いなく奇妙なことだった」と語り、「ああ、寂しいよ」と嘆いた。
(THE ANSWER編集部)