大谷翔平への“失言”繰り返した米評論家、ファンと激論 感情的との指摘に「いいから黙ってろ」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手の契約金に関して“失言”した米評論家が、自身のYouTubeチャンネルに米ファンと激論となった映像を投稿した。大谷の価値を認めながらも、自らの発言を弁明。「私は他のスポーツを見るのに忙しいから、自分のホームタウンチームであるヤンキース以外見る機会がないんだ」と言い訳じみた言葉も時折口にしている。
2年前にも炎上したスミス氏、米ファンと激論
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手の契約金に関して“失言”した米評論家が、自身のYouTubeチャンネルに米ファンと激論となった映像を投稿した。大谷の価値を認めながらも、自らの発言を弁明。「私は他のスポーツを見るのに忙しいから、自分のホームタウンチームであるヤンキース以外見る機会がないんだ」と言い訳じみた言葉も時折口にしている。
大谷に関する発言が炎上しているのは、スティーブン・A・スミス氏。2021年にも、米スポーツ専門局「ESPN」の番組「ファーストテイク」に出演し、大谷が通訳を通じて質問に回答することを批判。のちに謝罪していたが、今回も同番組で大谷の今オフ契約について「彼が5億ドル(約740億円)を得るなんて議論はもう聞きたくないね」と発言。番組内で「打者のときはもちろん、ショウヘイ・オオタニが登板している時ですらかなりの空席があるのを見た」「彼にそんな大金はあげられないね」と持論を展開し、米国のメディアやファンから批判が殺到していた。
この後、スミス氏はの自身のYouTubeチャンネルにて「スティーブン・A・スミスがショウヘイ・オオタニについて生電話をかけてきた人とファイト」との題で映像を公開。電話をかけてきたラスベガス在住のファン「ファジー」と激論を交わした。
ファジー氏はスミス氏の発言に納得いっていない様子。「野球コミュニティを代表して考えていたんだ。今朝、あなたはショウヘイ・オオタニが客席を埋めないと話した。あなたに言っておきたいのは、エンゼルスがおそまつで、マイク・トラウトが後半戦プレーしていなくても、彼らは敵地の観客数で4位なんだ」と主張し、「だから……」と続けそうになったところで、スミス氏が「そこまで、そこまでだ」と言葉を遮った。
スミス氏は「まずは教育してくれてありがとう。あなたが言ったことに嫌な思いをしたわけじゃない」と語り、ファジーにこう持論を展開した。
「私が問題にしているのは、ブラザー(大谷)が5億ドルの給料を得ようとしていることだ。ポストシーズンに進出できない。彼のせいだというわけじゃない。彼はスーパースターで現代のベーブ・ルースだからね。でもポストシーズンにも進出できず、プレーしているときにもあれだけの空席がある。彼のせいじゃなくチームがダメだから。どうせ負けるなら、金を払わずに負けることもできるだろ。いても負けてしまうなら、どうして金を払うのか? それが私の主張だ」