タイガース戦、大谷が久々に姿を見せる

　米大リーグ・エンゼルスは16日（日本時間17日）、大谷翔平投手が右わき腹痛のため負傷者リスト（IL）入りすると発表。大谷は今季残り試合を欠場することになった。試合中はしばらくベンチにも姿を見せていなかった大谷だが、この日の本拠地タイガース戦で久々に姿を現した。フィル・ネビン監督は試合後、「彼がそこにいることは（若手らにとって）意味があることだ」とその影響力の大きさを表現した。

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　大谷が久しぶりに試合中に姿を見せた。本拠地エンゼルスタジアムのベンチで赤いパーカーを着用し、同僚たちと談笑。球場で観戦するファンは三塁ベンチ付近に移動し、スマートフォンなどで記念撮影する者が相次いだ。

　試合後の会見で、大谷がベンチにいたことを問われたネビン監督は「彼は良いチームメートだ。最近は治療を受けたり、トレーニングをしていたり、試合に出られるかもと調整していたりしたので姿が（ダグアウトでは）見られなかった」と語った。

「彼は仲間と一緒にいるのが好きだ。それが彼だ」とも話した指揮官。「若い選手も多いし……（MLB初本塁打の）ノーラン・シャヌエルがホームランを打ったときはショウヘイからハイタッチしてもらっていた。サイレントトリートメントをしていたことは知っているし、私もそれに参加したけどね」と、シャヌエルの祝福で感じたことにも言及した。

「（若手の）パリスも強い打球を打っていたが、スイングについて聞いていた。（大谷がいることは）とても意味のあることなんだ。（自分を指しながら）コーチや監督からよりも、オオタニからのほうが意味があるんだ。本当にそうなんだ。彼がそこにいて、他の選手を引っ張ってくれるのは本当に重要なことだ」

　こうも語ったネビン監督。久々にベンチでの大谷の姿を見て、改めてその存在の大きさを感じていた様子だった。