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欠場が続く大谷翔平、OPSでリーグ首位から陥落 好調シーガーと「0.03」差…MVP投票にも影響?

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、右肘の靭帯を痛めたのに続き右わき腹の張りを訴え、4日(日本時間5日)のオリオールズ戦から10試合にわたって欠場が続いている。それでもア・リーグの本塁打王に立ち続けているが、これだけ欠場が続くとトップを譲る項目も出てくる。14日(日本時間15日)には、トップを走っていたOPSがコーリー・シーガー内野手(レンジャーズ)に抜き去られた。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

15日の試合でシーガーは5打席4出塁、長打2本の大暴れ

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、右肘の靭帯を痛めたのに続き右わき腹の張りを訴え、4日(日本時間5日)のオリオールズ戦から10試合にわたって欠場が続いている。それでもア・リーグの本塁打王に立ち続けているが、これだけ欠場が続くとトップを譲る項目も出てくる。14日(日本時間15日)には、トップを走っていたOPSがコーリー・シーガー内野手(レンジャーズ)に抜き去られた。

 OPSは出塁率と長打率を足したもので、攻撃への総合的な貢献を示す数字。大谷は長打率がリーグトップの.412、長打率が同2位の.654でOPSは1.066。シーガーは14日(同15日)のブルージェイズ戦で5打席に立ち4打数3安打、1四球の大活躍。本塁打と二塁打を1本ずつと長打も記録し、前日まで1.055だったOPSを1.069へと大きく引き上げた。

 大谷は44本塁打しており、本塁打部門では2位のルイス・ロバートJr.にまだ9本の差をつけている。ただ8本でウィットJr.(ロイヤルズ)とともにトップだった三塁打は、ヘンダーソン(オリオールズ)にも追いつかれて現在3人が並ぶ。積み上げ系の項目は休めば休むほど不利で、95点で4位タイの打点も、トップのタッカー(アストロズ)とは10点差がついた。

 米国のデータ提供企業「コーディファイ・ベースボール」が公式X(旧ツイッター)に「シーガーのOPSが、大谷のOPSを現在少しだけ上回った」と投稿。これにファンからは「MVP」「大谷じゃない」とシーガーの活躍を称える言葉が並んだ。投手としてのプレーを合わせれば、大谷がここまで残した貢献度は非常に高いが……。MVP投票の行方が左右される事態はあるのだろうか。

(THE ANSWER編集部)


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